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好きな人のキラキラした顔が1番好き③

※これはThe Songbards presents「ミックステープVol.12」の感想と備忘録です

02.The Songbards

「よっ」と言わんばかりに登場したのは、サングラスをかけたヨシヒデさんだった。後に続くメンバーもみな満足そうないい表情を浮かべて登場していた。

一曲目、悪魔のささやきのライブアレンジが始まった時、いい意味でいつも通りであることが分かってほっとした。この自主企画のホストとしての矜持を感じた。いつも以上に気合いを感じるようにも思えたが、彼らはいつだって気合いを入れている。

小山田さん愛、andymori愛溢れるMCと、バチバチに決まった演奏であっという間に本編は終了してしまう。カバー曲の披露もあるのでは?と思っていたが、オリジナル曲でも充実のセットリストを組めるバンドだ。本当にかっこよかった。本編ラストのInner Lightsはいつ聴いても好きな曲だが、今日は小山田さんとソングバーズについて考えていた。

あくまでニュアンスだが、小山田さんの曲が"自分の考えていることは全部吐き出して、でも君の考えていることが分からない"というスタンスなのに対して、ソングバーズの曲は"君を見ている自分について(内省的に)考えていることを表現したい"というスタンスで、だから似ているとも違うとも感じられるんじゃないか?なんて思っていた。君にあたる対象が登場しない曲も多いのだが個人の感覚として、逆に小山田さんにはないThe Songbardsの良さを感じたとそう伝えたい。

何度も何度も 何度君に会っても
悲しみや恥ずかしさしえ 惜しみなく見せられたなら

Inner Ligits

いつでも 何も告げないで いなくなるのね
ローヌの岸辺
ローヌの岸辺

ローヌの岸辺

03.アンコール

そもそも、ソングバーズの出番前にローディーさんが楽器のセッティングをしている段階で違和感はあった。
するとアンコール前にマイクスタンドが一本増えたではないか。セッションをするから初めからソングバーズの楽器の面倒を見てくれていたのかと納得した。
一緒に披露してくれたのは、私も大好きな「恋はマーブルの海へ」

カウントのみで3人が歌い出した瞬間に嬉しくて、おめでとうの気持ちが強すぎて、何か叫びたくなる気持ちを必死に抑えた。皓平さんの顔も有志さんの顔も幸せそうで、キラキラしていた。(ヨシヒデさんの顔は見えなかった)
小山田さんが歌っている時も、間近で好きな人が歌っているので当然キラキラしていた。
この時のThe Songbardsを忘れたくなくて、この人たちが今後こんな表情を見せてくれるのはいつだろう?その時も同じ空間を共有できているといいな、と思った。

夢のような時間は終わり、小山田さんは再び退場してしまった。
ぼーっとしている我々に知らされたのは、グッズ情報と新曲とFC開設のビッグニュースだった。皓平さんにとっては私以上に夢のような時間だったはずで、FC開設を言い忘れた状態でライブを終えようとしたのも気持ちは分かる。夏の重力の歌詞を飛ばしまくったのも気持ちは分かる。ヨシヒデさんがドラムボーカルでサポートしてくれたのもむしろ嬉しかったので、もし気にしていたら気にしないでと伝えたい。その一方で「あの時舞い上がって歌詞飛ばしまくってFC開設も言い忘れてましたよね」とも言い続けたい、言えてしまう空気感も好きなので。

余談

ミックステープのフリーペーパーを手にした時、そこに小山田さんの選曲とコメントが書かれているのを見ただけで震えが止まらなかった。
ライブが終わって数日経ったが、ライブ当日のセットリストかこのミックステープ以外聴く気になれず、今日も余韻で1日を終えた。


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