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私が読書する時にしている事

最近、読書ブームが再燃しスキマ時間に積極的に本を読む様になりました。
図書館で借りるだけでなく、フリマサイトやブックオフを利用して気になった本を購入しています。
勿論財布とは相談します。

さて、沢山の本を購入してはいますが、一月で読む量で見ると昔よりゆっくりになっていると思います。
理由は一冊ごとにアウトプットをしているからです。

きっかけになったのがこの動画です。

フェルミ漫画大学さんの動画は以前からいくつか見ていました。
本の紹介動画を見る事で本を読んだ気になって満足していました。
その中でこの「紙1枚読書法」の動画を見て自分で試してみたくなりました。
この本自体は未読です。
著者の方すみません…

やり方が合っているのかは分かりませんが、自分が楽しく分かりやすければ良いや。と思い、自分のやりやすさ重視で4月末くらいからやっています。
例えば、「時給思考」という本を読んだ時に紙一枚にまとめた物がこれです。

1:A4のコピー用紙を用意する
2:折り目をつける(枠線を引くのも面倒になって今では折り目だけになっています)
3:読み始めた日付と本のタイトルと「この本を読んで何を学びたいか?」を考えて書く
4:本文を読む前に表紙、裏表紙、著者の情報、前書き、後書き、を読んで「誰がいつどんな時」に書いたかを把握する
5:目次を読んで、答えが見つかりそうな箇所に目安をつける
6:本文を読みながら、3で書いた問いの答えにつながりそうな事を、左側半分の15個のスペースにメモしていく
7:枠が埋まったor全ページ読んだら、書いたメモを元に自分の問いの答えを書く
8:出した答えの補足としてwhy、what、how、で始まる質問を考え、その答えを3つずつ書く

そして、この紙を元に書いた記事がこちらです

紙一枚読書の良い点
・読んだ本について自分なりの理解が深まる
・記憶に残りやすい
・本から学んだ事を言語化するので読書時間が無駄にならない
・紙を見返すだけで本の内容が思い出せる
・紙を折り畳んで栞代わりにできる
・感想文を書く時に参考になる
・学んだ事をどう自分の行動に反映するかまで考えられる
・紙が増えていく事で物理的に読んだ量が見えて達成感を得られる

本の内容の理解はやる前より格段に良くなりました。
前は良いことが書いてあっても「へー凄いなあ。参考にしよう」と思うだけで終わっていました。
そして、数ヶ月後には内容を殆ど思い出せない有様でした。
しかし、1冊に対して自分の意見まで考える事で学んだ事や心に残った言葉をしっかり覚えておけます。
自分なりの答えを見つけた後に、2w1hの質問を重ねると、学んだ事を実際の自分の生活にどう落とし込むかまで考えるので、実践にも繋がりやすいです。

悪い点
・なかなか次の本を読めない
・電子書籍の場合は工夫が必要
・外や電車の中では即紙に書き出すのが難しい

正直な話、この方法が楽かと言われると人によると思います。
私は一度の読書で得られる知識量が増えたので苦ではありません。
しかし、どんどん新しい本が読みたい人は面倒と感じると思います。
また、物理的に物が少ない事が利点の電子書籍とも相性は良くないと思います。
一工夫しないと続かない可能性が高いです。
同じ理由でパッと紙にメモ出来ない状況では付箋を貼ったりラインを引くなど、良いと思った部分を何かしらで記憶しておくと良いと思います。

まとめ
自分でやってみて、かなり良い方法だと感じました。
以前の私の読書は、読んで終わりで、別の本を読むと上書き保存されてほぼ消えてしまっていました。
今では別名保存されてちゃんと前読んだ本の内容も覚えていられます。
振り返る時も、紙を見返すとある程度思い出せるので復習がサッと完了できて結果早いです。
知識の定着という意味で、時短になる「紙一枚読書法」興味のある方は、一度試しては如何でしょうか?

蛇足
個人的にこの方法で新たに発見したのは、先に著者の情報や前書きと後書きを読む事で、読んでいる時の違和感が減るという事です。
以前は著者の情報なんて飛ばして読む事が殆どでした。
すると、自分の中に勝手な著者像を思い浮かべながら読んでしまいます。
そして、大抵それは自分の価値観と近い人物を想定していました。
そのまま読んでいて、自分の考え方とぶつかる箇所があると、途端に内容を呑み込み難くなっていました。
そこでやっと、この本はどんな人が書いたんだ?という疑問が出て来て、調べる事もある。そんな具合でした。
先に著者の情報を正しく認識すれば、どんな人生を歩んでいる人か、どこの国の人か、そもそも性別や年齢は?という疑問が解決します。
そういった前情報を知ってから読むと、本の内容がもっと理解しやすくなりました。

この方法は自分で国語の問題を作って自分で答えを出すような感覚ですが、答えに対してwhy、what、howを更に聞くのが本当に良いです。
私は、言語化しないと意識して覚えるという事が出来ません。
だから、この2回目の質問と答えを考えるのは現在の自分に知識を落とし込むのに、かなり役立っています。

本でも映画でも、刺さる部分は人それぞれだと思います。
作者の意図してない部分が刺さる事もあると思います。
そんな時、面倒かもしれませんが、チラシの裏でも余ったノートの1ページでも良いので、実践してみてください。
きっと自分に必要な自分だけのまとめノートが出来上がります。

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