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【読書感想】読んだら忘れない読書術 著:樺沢紫苑

今回は精神科医である樺沢さんが書いた「読んだら忘れない読書術」という本を読みました。

この本を選んだ理由は、数年前に読んだ本の内容を全然覚えてないと最近気が付いたからです。
せっかく読んだ本を少しくらいは覚えておく方法が知りたくて読みました。

読んだ後内容を忘れない為には、読後に3、4回アウトプットする事が大切なのだそうです。
何度も記憶を出し入れしていると脳がこれは重要な記憶なんだと認識して忘れにくい情報に振り分けられます。
その性質を利用して記憶を定着させます。

また、アウトプットは同じ日に繰り返すよりも時間を分けてした方がより効果的です。
個人的には
1.読んでいる途中か直後にメモをとる
2.読み終わってからザックリとした感想を書く
3.別日にブログや読書メーター等SNSでまとまった感想を書く
という事をしてみようと思っています。
他にも、複数人に薦める、書評を書く、といった方法が薦められていました。
しかし、私は本の話をする友人はあまり居ないので、ブログで書く方が気楽に続けられる気がします。

序盤で、読書のメリットと読書しない事のデメリットを結構強めの言葉で書かれている印象を受けてしまって
「少なくともこの本を読んでいる人は読書習慣ゼロでは無いのにどうしてこんなに説教されなきゃいけないんだ」と多少不快に思ってしまいました。
しかし、他の部分を読んでいく中で、著者は本当に読書が好きで本のおかげで人生が変わったと心から思っているから、他の人にも素晴らしい体験をしてほしくて強めの言葉を使っていたのだと感じました。
「著者に会いに行って勉強する」の部分を読んだ時はあまりにドラマチックな展開でドキッとしました。
悩んでいる暇なんてない。と思わされました。

後半部分の「本の選び方」は目から鱗でした。
欲しい知識がその分野のどのステージであるかを「守破離」の3段階に分けて、それにあった本を選ぶというのは、なるほど。と思わされました。
今まではその本を読む前に、どんな内容が書いてあるのか考えようと思った事もなかったからです。
目次から得られる情報は多く、目次の重要性を最近ひしひしと感じ始めています。

他にも電子書籍の活用方法が丁寧に書かれていたり、読みたいと思った時が1番読むべき瞬間だと書かれていたり、本に対する考え方が変わりました。

いっぱい買っていっぱい読むのが1番と書かれているのですが、私はそんなに当たって砕けろの精神で新刊を購入しまくる事に躊躇してしまいます。
そこで解決方法として、図書館をもっと利用しようと思いました。
図書館で気になった本を検索したり、目についたタイトルを手に取って、実際に読んで気に入ったら後日購入するという事をすれば、かなりの節約になると考えています。
話題の新刊は手に入りにくいですが、隠れた名著や全然知らない本に出会えます。

著者の人柄が強めに出ている本でしたが、結果的には面白く読めました。
序盤に反感を持ったのもあり、いつもより著者と会話しながら読んでる感を味わえました。
数多くの本を読んでいる著者が載せているおすすめ本も紹介されているので悩んだ時はここから気になる本を読もうかなと思いました。

なんとなく記録に残したくて始めたブログですが、アウトプットして記憶に残す為にも、より感想を頑張って書こうと思えました。

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