見出し画像

はたらくりゆう

現在21歳、特養で働き始めて1年が経ちました。

福祉系の専門学校に通って(介護ではない)、いざ就活となった時に一番現実的だった、介護の道。

正直楽しくは、ない。やりがいとかも特に、ない。

私が思っていた以上に、この仕事は険しい。

それでも一日のうち7割方笑っていられたのは、一緒に働く人たちのおかげで。くだらない話ができる人が職場にいることは幸せなんだと思う。

そんな職場では、来月何人か辞める。再来月はもっと。夏のボーナスが出ないことが決まったのだ。知らされたのは本来支給されるはずだった日の翌日だった。

元から、じわじわ辞めたいという思いはそれぞれにあった。それがついに噴火してしまった。そりゃそうだ。

ただでさえ高給取りではない業種。家族がいる人たちもたくさんいる。もうすぐ赤ちゃんが生まれてパパになる、この道10年のベテランさんだっているのだ。そんな人が夜勤回数がちょっと減っただけで、私より給料が下がってしまうなんてことがあっていいのだろうか。みんな辞めたくなる訳だ。

そんな場所に、私はしばらく残ることを決めた。特に理由はないけれど、

ここがどうなっていくのか、このまま苦しい状況で落ちていくのか持ち直すのか、その様を見届けてみたいな、と思ってしまった。ただの好奇心だ。

私は家賃と生活費が賄えればそれでいい。給料の支払いが滞るなんてことがない限り、続けてみようと思う。

今回の件で一番被害を被るのは利用者さんたちだ。残る理由には、それもほんのちょっとだけある。この人たちが安心して暮らす時間を提供するのが、一応私の仕事なんだよな。とか思ってみたりもする。もう少しだけ踏ん張ってみようか。

とか言って来月とかに辞めてたら笑えるな。その時はまたnoteに書こう。乞うご期待。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?