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【詩】うたたね<解説つき>

手紙は溶け込んだ
穏やかな海へ
今日、船を出そう
楽しみには天井があるように
悲しみにも底がある
夢見よう乙女よ
天上に響き渡る歓喜の調べを
泣け、君よ
精根尽きれば空の器に光を注げ
空は晴れ、水たまりも消える
足跡が消えれば誰も追っては来ない
トンネルの先に光が見える
胸に抱く希望に手を高く掲げ
黄金のシャワーを浴び
邯鄲の夢から醒める

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278字

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