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秋風のころ

帽子を飛ばす風が
僕を乾かしてくれる
さようならと言った君に
戸惑う僕を
笑い飛ばしたのは
君の最後の優しさ

幸せになれよと
言わなくてもいいことを
ろくでなしの言うことなんて
聞き流しておいてね
最後に泣かせてしまったのは
僕の罪

数えられる色は尽きて
オレンジ色の風が優しい

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