ロキソニンの成分ロキソプロフェンに効果がないって本当??
よく薬局やドラックストアに置いてある
ロキソニン。
第1類医薬品なので市販のロキソニンの空箱をレジや受付に持っていたことがあるのではないでしょうか。😊
また、ロキソニンは頭痛、生理痛、歯痛の時に飲んだこともある人もいるんじゃないかなと思います。
このロキソニンは有効成分であるロキソプロフェンがイブプロフェンやアスピリンのように炎症を抑えることで痛みを和らげるとされています。
しかし、イブプロフェンやアスピリンとは違って、このロキソプロフェンは試験管に炎症が起こっている細胞を入れても別にその細胞の炎症は収まりません。
でも、人間が飲むと効いてしまうんです。
何故でしょう?😊
答えは
ロキソニンを飲んで肝臓まで届いた時に分解されて出来上がったものが抗炎症作用や鎮痛作用を示すからなんです。
ロキソニンの有効成分であるロキソプロフェンが痛みを抑えているのではなく、ロキソプロフェンを材料に私たちの体の中で出来上がった物質が痛みや炎症を抑えてくれているのです!😊
こういう薬のことを
「プロドラック」といいます。
もしかしたら読んでる方の中には
「なんでそもそも最初から出来上がったもの(プロドラック)を薬として飲んだらダメなの?」と思っている方もいるかもしれません。
実はこれはあえて効果のない状態に
しているんです!(笑)
ロキソニンの有効成分ロキソプロフェンは、胃から吸収されるのですが、この時点で効果があると胃に副作用が出てしまいます。
それを防ぐためにあえて肝臓に届くまでは効果を持たせないことでイブプロフェンやアスピリンよりも胃の副作用が軽減することができるんです!😉
これを読んでみて、もしかしたら「ゆきちさん!それならよくある貼るタイプのロキソニンはどうなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
貼るタイプ(湿布)のロキソニンの方は貼った際、有効成分のロキソプロフェンが皮膚から筋肉まで吸収された際に筋肉の代謝酵素によって分解されて効果を発揮します。
分解量は肝臓ほどではないのですが、外用剤の場合は局所作用(ここにだけ効いてほしい!)なので飲み薬より微量でも十分効果を発揮してくれるのです。😊
そんなプロドラックは意外と世の中にあったりします。🤭
もしかしたらあなたが今飲んでるお薬もプロドラックかもしれませんよ?😉
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