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日本とブロードウェイと人種差別
アメリカで、白人警官が黒人男性ジョージ・フロイドさんを死亡させた事件をきっかけに、大規模なデモ、暴動が起きています。
私は留学に行ったこともなく、外国人の友人も少ない、多くの日本人と同じ立場の人間です。でも、ブロードウェイミュージカルが好きで海外の方のSNSをフォローするようになってから、こういった意識に少しずつ変化がありました。
過去の私と同じように、"海の向こうの出来事"と捉えている方に見ていただきたいです。
毎日目にする意思表示
#BlackLivesMatter というハッシュタグで、毎日たくさんのアカウントが更新しています。
ミュージカルファンでなくてもご存知、アラジン 、ライオンキング、アナと雪の女王等の公式アカウントも、人種主義に反対の意を明確に示しています。
人種主義に反対します。
ダイバーシティを支援します。
仲間のブラックアーティスト、スタッフ、観客、そしてブラックコミュニティ全体と共に立ち上がります。
彼らの生活を尊重し、彼らの物語をステージ上でもステージ外でも広げるために、団結し、声を上げる必要があります。
積極的なキャスティングをするブロードウェイ
私が解説を進めているミュージカル『Hamilton』は、白人の登場人物をあえて様々な人種のキャストを登用することで、アメリカは移民の国であることを表現した作品です。
作者であり主演のリンマニュエルミランダさんがメッセージを発しています。
We stand on the side of justice. Black Lives Matter. Take action now in the links below. #BlackLivesMatter pic.twitter.com/Y6T1tDNABF
— Hamilton (@HamiltonMusical) May 31, 2020
ただごめん、英語ちゃんとわかんないんだけど(;д;)
キャスティングを有色人種に限定したことに対して、それはそれで人種差別だと批判されたらしく、それについて謝ってるっぽいです。
それにアナと雪の女王の『Frozen』のカンパニーは、アナ役に黒人女性を起用したり、オラフ役に女性を起用するなど、属性にとらわれない積極的なキャスティングを行い話題となりました。
日本人は本当に無関係なのか
日本に住んでいれば、人種差別に無関係でしょうか?
正直、私はそう思ってました。
「LGBTQだって受け入れてるし、外国人やハーフの友達も大好きだもん♫」
でもこんな発言したことないかな?
「中国人って〜」
「もしかして、そっち(ゲイ)系?」
「障がいがあるのに、すごいですね」
「男なんだからor女なんだから」
私は、恥ずかしながら、ある!
ごめんなさい!
子供の頃とか特にね。
日本においては、黒人への差別よりもこっちの方がたくさんあるんじゃなかろうか。
当事者の発信を見れるようになって、その何気ない言葉がナイフになる、と自覚しました。
そして、まだまだ私が知らないこともたくさんあると思います。
そんなつもりはない
「べつに差別しようとか思ってない、ブルーノマーズもBTSも大好きだし!」
なんて考えてる人がほとんどだと思う。
私もそうだった。
でも知らないということは、このように知らない間に相手を傷つけている可能性があるのです。
だから、知るって大事なのよね。
「沈黙は賛成と同じ」とアメリカでは言われているけれど、自分の意見がまとまってないのに無理に発する必要もないとも思ってます。
私も海外のSNSを見始めたのが2年前。
そこからいろいろと知っていくなかで、想いをこめていいね👍するだけだったところから、やっとこうして発せるようになりました。
まずは、いいねだけでも。
次にリツイート、シェア。
そしていつか自分のタイミングで、発することができたら良いね。
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