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私の“大嫌いで大好きな街”

私には大嫌いで、大好きな“街”があります。


季節は3月末。時期的にもちょうど当時を思い出す季節なので、そのことについてお話していきたいと思います。

“大嫌いで大好き”なぜそうなのか。

その場所というのは、
私の夢そのものであり、その夢が叶わなかった場所であるからです。

その夢を抱いていた時の胸の高鳴りと、その対局にある挫折をその地で経験したのは今から約8年前のこと。
当時高校生だった私ですが、27歳を目前にした今でも、その街に一歩足を踏み入れると当時のいろんな感情が蘇ります。

憧れの人が輝いていたその場所は、私の夢の原点であり、心から入りたいと思った劇団がそこにはありました。
そこは狭き門としてとても有名で、
人々に“非現実”の“夢の世界”を届けている組織であり、100年を超える歴史があります。

自分の可能性に挑むことができたあのわくわく感は今でも忘れられません。
そして、その憧れの地で夢破れた私。
心の中で何かが崩れていったあの感覚も忘れることはないでしょう。

そして、
その地で夢を叶えた仲間はもちろん存在するわけで。
その仲間が今もその地で活躍しているという事実。
応援の気持ちと、ずっと消えることのない淡い嫉妬心に悩まされることも多々。

ですが好きなものはそう簡単には、変えられず。
今もその夢の地に足を踏み入れ、その世界に少しでも触れれば、
瞬く間にその夢の世界に引き込まれ、夢を見させ続けてくれています。

特にこの地で満開の桜を見ると、当時の記憶が鮮明に思い出され、
“今”な言葉で表現をするならば“エモい”という言葉がふさわしいような。
そんななんとも言えない少し切ない感情にさせられます。

それも含め風情があり、趣があり、最近ようやく
「素敵な景色だな」
と思えるようになってきたような、そんな気もしています。

そんな私が大好きで大嫌いな場所、
それは“宝塚”

いろんな思い出をくれたその場所は、私にとって特別な場所です。


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