見出し画像

事業執行役員就任に寄せて

こんにちは!ログラスの浅見です。
先日リリースを出しましたが、ログラスでは6月より組織改編を行い、CBDO(最高事業開発責任者)および事業執行役員の設置を行いました。

なお、私自身も事業執行役員 VP of Revenueに就任しておりまして、事業本部長として"Loglass 経営管理"を中心とした既存事業の執行を担っています。ビジネスサイドは2名の事業執行役員体制をとっており、私の主な管掌範囲はセールスやカスタマーサクセスとなっています。

今回アサインされた事業執行役員は全員が内部登用であり、そこにはミッション共感を重視し、文化を軸に経営する会社の意思が込められています。
今回の記事では、私自身のキャリアやログラスで取り組んできたことを発信させていただくことで以下のようなことを伝えていければと思っています。

・ログラスの組織文化や面白さ
・ログラスの事業が今後目指していく姿
・n=1としてのスタートアップにおけるキャリア形成イメージ

それでは、よろしくお願いいたします!


これまでのキャリア

簡単に私の経歴をあげると、以下のような形です。

新卒~社会人3年目:NPO職員(職員数少ないので何でも屋)
社会人3~6年目:医療系ベンチャーで新規事業担当(≒何でも屋)
社会人6~8年目:福祉・人材の上場企業で事業責任者
社会人8年目~:ログラス

新卒から社会人3年目まではNPOで職員として働いていました。この時期、NPOの職員数は非常に少なく、まさに"何でも屋"として多岐にわたる業務をこなしていました。具体的には、資金調達のためのイベント企画や広報活動、現場での支援活動など、組織運営に必要なほぼ全ての業務に携わりました。

その後、医療系ベンチャーで新規事業の担当として働きました。ここでも"何でも屋"としての役割を果たしつつ、特に新規事業の立ち上げに力を注ぎました。市場調査から事業計画の策定、製品開発、営業まで、全てのプロセスに関与しました。この時期に得た経験とスキルは、現在のキャリアにおいて非常に重要な基盤となっています。

3社目は、福祉・人材の上場企業で事業責任者として働きました。ここでも新規事業のグロースにも携わり、最終的には事業責任者として関わらせていただきました。はじめてPLを中心とした事業計画の策定、それらを元にした経営とのディスカッションをさせていただき、当時はボロボロになりながらも、事業や予算における”意思込め”の大切さを学びました。(これが、ログラスの取り扱うドメインに関心をもつきっかけにもなっています)

全体的にいわゆる"何でも屋”キャリアを歩んできた私ですが、近年ではそのような経験は"ジェネラリスト"として、幅広い実務経験が評価される場面が増えていると感じており、ふといただくスカウトなどでもそのカバー範囲の広さを評価いただくことが多くなっています。

ログラスに入社するまでの経緯

ログラスに入社するきっかけは、30歳を目前にして自身のスキルがやや小手先のものに留まっていると感じたことでした。マネジメントを中心とするも、自身の力不足を実感する場面が多く、今後のキャリアを歩む上で、スタートアップでイチから泥臭くチャレンジできる環境を本能的に求めていたのかもしれません。そんな時にログラスから声をかけてもらい、選考を受けることを決めました。

ログラスに入社する決め手となったのは、事業ドメインへの関心はもちろんあったのに加え、なによりも素晴らしい人材が集まっている強い組織だと感じた点が強かったです。ログラスの選考過程では非常に多くの社員の方とお話しする機会があり、その中でプロダクトのソリューションや組織の理解を深めることができました。特に顧客への提供価値や課題に誠実に向き合う姿勢と、スタートアップのカオスを楽しむアグレッシブさを感じることができたことが大きな決め手となりました。

選考プロセスは非常にユニークで、短い時間の中で多くの社員と話す機会が設けられました。面接以外にも様々なプロセスがあり、ログラスの組織文化や価値観を深く理解することができました。特に、CEOの布川が「スタートアップへの入社は双方にとって大きなリスクだ。だからこそお互いを確かめ合う時間をしっかりとるべきだ」と私に向けて語った言葉が印象的でした。この言葉に誠実さを感じ、ログラスで働くことを決意しました。

ログラスでのキャリア

ログラスに入社してから現在に至るまでのキャリアについて簡単にお話していきます。(各フェーズで取り組んできたことは別のnoteでもまとめてきておりますので、併せて読んでいただけますとよりクリアになるかと思います!)

1.カスタマーサクセスの立ち上げ

入社1年目はカスタマーサクセス(CS)の立ち上げから始めました。当時、組織は20名ほどで、プロダクトの機能も限られており、PdMやエンジニアと共にお客様に満足に使っていただくための方法を模索していました。私自身、初めての環境で自分にできることを最大限にやっていこうという気持ちで、目の前のお客様にひたすら向き合う日々だったことを今でも覚えています。
幸い前職で経営管理の現場に近しい経験はできていたので、とにかくお客様のニーズを深く理解し、それに応えるための具体的な施策を実行しました。例えば、プロダクトの使い方をお客様に丁寧に説明し、フィードバックを集めて改善提案を行うなど、細かな対応を重ねていきました。こうした努力が実を結び、プロダクトの改善と共にお客様の満足度も向上していくことを、手触り感をもって感じることができました。
だからこそ、CS以外も含めてお客様の声に向き合っていくリソースをつくることは今でも最重要かつ必要なことだと思っています。

2.プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の設立

その後、組織や事業の拡大に伴い、私自身もより貢献度を高めていくために、「権限移譲」と「今の事業フェーズにもっとも貢献できることに投資すること」をミッションに設定して取り組みました。具体的にはカスタマーサクセスのマネジメントを他の適任者に引き継ぐことや、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)設立の推進です。
特にPMMの設立は、大きな挑戦でした。ログラスはシリーズAフェーズであり、経営管理ドメインの特性からユースケースが複雑化しやすい状況にありました。そこで、「どのお客様の、どんなペインを解決するのか?これはどんな製品と言えるのか?」という問いに対する答えを磨き続ける必要がありました。また、国内でもまだ浸透度の低い新しい職種であったため、他社で同様の取り組みをされている先人の皆さまの知恵を借りながら、一旦β版で走ってみるなど、慎重に準備を進めました。その結果、PMMはログラスにおいて非常に重要なポジションとなり、現在も複数のPMMが活躍しています。

3.新規事業の挑戦

昨年から組織は100名を超え、ログラスとしてもマルチプロダクト戦略に舵を取り始め、私自身も新規事業の前線に立つことをはじめました。カスタマーサクセスやPMMでの経験を活かし、非常に大きなマーケットポテンシャルに飛び込んでいく、夢とロマン(とカオス)に満ち溢れたフィールドでした。
結果的に現在ログラスはコアソリューションである"Loglass 経営管理"のみでなく、"Loglass 人員計画"、"Loglass 販売計画"、"Loglass IT投資管理"など、複数のプロダクトをお客様に届ける体制を取れるようになっています。
また、この挑戦は、弊社トップセールスの髙橋さんが立ち上げた"わくわく探検隊"という部署から始まりました。ここで発見されたユースケースを探索していく中で、どんどんと活動が広がっています。

事業執行役員へのチャレンジについて

きっかけは、CEO布川やCOO竹内に、春頃に声がけしてもらったところからでした。(予定調和のようなものは一切ありませんでした)
ログラスとして今後目指していく成長曲線、その時にあるべき経営のあり方、そこから進めたい権限移譲の全体像など・・・色々な会話をした上で、私自身も方針に共感し、チャレンジしていきたいと意志を固めて今回の就任に至っております。

ログラスでの活動の振り返り

私自身、ログラスでも比較的多くのロールに関わらせていただいた自負がありますが、それらを楽しみ、まっすぐ取り組んでこれた根っこには大切にしているマインドセットがあると思っています。それは常に新しいことにチャレンジする姿勢と、失敗を恐れないマインドセットです。

また、私の考え方として自身の成長、すなわち"できることが増えること”とは、自分の責任がもてることの"範囲と時間軸が伸びること"である、というものがあります。この考えのもとに、CEO布川やCOO竹内が取り組んでいる経営アジェンダに対して、自分だったらどういう意思決定をするか?という問いを立てながら取り組むことを続けてきました。

"自分の成長のために何をすればいいか?”というものを短絡的に考えてしまうと、どこまでいっても現業の延長的な範囲でしかキャッチアップができないのですが、"自分が責任者だったらどういう判断をするだろうか?”という問いに答えていくことが、結果的に自分が不足している視点、能力に気づくきっかけにもなりました。

これから取り組んでいくこと

ログラスはなぜか”組織も事業もあまり課題はなさそう”と言われることがしばしばあるのですが、まったくもってそんなことはありません(笑)

事業としてはとても早いスピードで成長しているものの、それ故にしっかりと各フェーズでの課題が降ってくるような状態となっており、半年経てばまったく違う規模の課題にぶち当たっていくような状況です。
そんな中、今回の新体制で事業執行役員を中心に、多岐にわたる課題の中でも重要なものに焦点を当てています。

まず、まだまだ発展途上にある事業のため、事業戦略を骨太なものにしていくことが不可欠です。具体的にはこれまで中期で引いていた事業戦略をアップデートする動きを進めており、市場の動向や顧客のニーズを的確に捉え、長期的な視点での成長戦略を策定し、実行に移していきます。
次に、組織が急拡大している中で、オペレーション(Ops)やイネーブルメントに投資することが重要です。効率的な業務フローを確立し、各部門がスムーズに連携できる環境を整えることで、全体の生産性を向上させます。これには、様々なツールや技術の導入、プロセスの最適化などが含まれます。

さらに、現在の組織はマネジメントがまだまだ不足している状態です。そのため、人材の採用・育成にも注力します。優秀な人材を見つけ、彼らが成長できる環境を提供することで、組織全体のパフォーマンスを引き上げることを目指します。また、新卒〜第2新卒などマネジメント経験がない方にも会社として研修やキャッチアップの環境を用意し、次世代のリーダーを育成していきます。

おわりに:キャリアは描くものでなく、拓くもの

ログラスは、手前味噌ですが素晴らしい人材が集まり、強い組織として成長しています。働く上での楽しさややりがいはもちろん、個々の成長を支援する文化も仕組みもあります。業務は大変なことも多いですが、その分仕事だけでなく、人間的な成長を実感できる環境です。特に、スタートアップ特有のスピード感とダイナミズムは、他では得られない貴重な経験を提供してくれます。

また、アサインメントは今回のように内部登用を積極的に行っており、努力と実績が正当に評価される土壌があります。私自身もログラスを通じて、多くの挑戦と成長の機会を得ています。ご関心をもっていただいた方は、ぜひカジュアル面談等を通じて今の面白さを知っていただきたいです。

また、ログラスへの関心に関わらず、自身キャリアアップに悩んでいる方には、何かのポジションを描いて目指していくことよりは、自分の強みや弱みを正しく認識し、まずはそこから1歩進むための行動を取ることをお勧めします。私自身も様々な経験を通じて、自分のキャリアを切り拓いてきました。まだまだ私もチャレンジの最中です。
一緒に刺激を受け合いながら頑張っていきましょう!

宣伝コーナー:採用やっています!

ログラスでは、今後の事業拡大に向けて全ポジションで採用を強化しています!

・「良い景気を作ろう。」というミッションに共感いただける方
・スタートアップ、成長環境で大きくチャレンジしていきたい方
・心血を注げるカルチャーの中、事業や会社のグロースに関わりたい方

ぜひ、下記の採用ページよりご応募ください!!
※カジュアル面談をご希望の方は、カジュアル面談応募フォームよりお申し込みください
※まずはちょっと話を聞きたいなどあれば、私へのSNSの連絡もOKです

▽採用情報

Loglass Job Board

▽カジュアル面談

中途採用向け

新卒採用向け

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?