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ユニフォーム寄付プロジェクト
昨年、中学時代に所属していたサッカークラブで、セミナーを実施する機会をいただきました。
使わなくなったユニフォームを寄付するアクションを行うということで、寄付先のネパールのことや、なぜ寄付が必要なのか、世界で起こっていることを知ってもらうためのセミナー。
貧困やフェアトレードなど一見ネガティブな内容を、中学生にもわかりやすくポジティブに伝えられるよう試行錯誤して作った資料、せっかくなら抜粋してシェアしてみようと思います。
(もう、半年もたってしまった~!はやい!汗)
ユニフォーム寄付プロジェクトについて
このプロジェクトに参加したきっかけは、所属していたサッカークラブ Junshin Sport Club (以下JSC)の代表から、レアーレワールドさんの活動に協力したいという話を聞いたことでした。
使わなくなったサッカーシューズやユニフォームを途上国の子供たちに届けたり、寄付できるシューズを参加費としてサッカー大会を開催したり、サッカーを通して社会貢献活動を行うレアーレワールドさんにとても共感して、ぜひ私にできることがあれば!とすぐに返事。
「ユニフォーム寄付プロジェクト」としてスタートしました。
JSCのジュニアユースチームでは、個人で購入・使用する練習着のほかに、公式戦用のユニフォームをチームが所有しています。
公式戦でのみ使われるため、あまり汚れや破損がないユニフォームですが、メーカーやデザインの変更などで定期的に新調され、旧デザインのものは綺麗なのに使われないまま保管されていました。
そんなユニフォームを寄付することで、再びユニフォームとしてピッチの上で使ってもらえるなんて、素敵!
スタッフで相談し、今回は以下の2つのプロジェクトに協力することになりました。
ユニフォームを届ける「ワールドフレンズプロジェクト」
輸送費等の資金集めとして「コーヒープロジェクト」
さらに、ただ寄付するだけでなく「知ること」の機会にしたいという思いから、プロジェクトの最初にセミナーを実施することに。
以下は、セミナーで共有した資料の抜粋です。
ネパールについて
販売するコーヒーの生産地であり、ユニフォームの寄付先でもある“ネパール”。
どんな国で、どんな人々が暮らしているのか、なぜ寄付を必要としているのか、このプロジェクトを通して、遠く離れたネパールのことを知り、つながるきかっけになれば…!
事前課題として調べてきてもらったこと
本題に入る前に、事前にネパールについて調べてきてもらった内容について、答え合わせをしました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1716721503016-WLVuoiZlz2.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716721514343-MVzdOYWKGH.jpg?width=800)
事前に配布した資料に、「ナマステ」を忍ばせていました^ ^
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![](https://assets.st-note.com/img/1716721544962-e25lLt8If9.jpg?width=800)
さらに詳しく
事前に調べた内容をベースに、日本との比較や観光地の紹介しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716721558572-qV3SJ55dKd.jpg?width=800)
◆首都 カトマンズ
◆面積 14.7万㎢(北海道の約1.8倍)
◆人口 3,054万7,580人(日本の約4分の1)
◆通貨 ネパール・ルピー(1ネパール・ルピー=約1.13円)
◆公用語 ネパール語
ネパールの現状
どうして寄付をするのか、理解するために数字やイラストを用いて現状を伝えました。
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平均年収:60万円
物価が日本の半分とはいえ、日本の平均年収461万円に比べると、圧倒的に少ないことがわかる。
国外に滞在する人の割合:約20%
家族を養うために出稼ぎに出ている人が多く、5人に1人は国外に滞在しているそう。過酷な労働を強いられ、帰国できない人も多い。
1日1.9ドル以下で生活する人の割合:15.1%
絶対的貧困ラインといわれる1日1.9ドル以下(約300円)で生活する人だけでなく、1日数百円で暮らす人はもっとたくさんいる。
児童労働の割合:1/6人
15歳未満の6人にひとりが、家族の仕事を手伝わなければならなかったり、生きるために強制的に働かされたりしている。
小学校卒業前の中途退学率:18%
生きるために働かなければならず、学校に行きたくても行けない子供がたくさんいる。
読み書きができない人の割合:約30%
学校に通えず読み書きを学べないため、仕事に就けない→お金を稼げない→子供が学校に通えない…という貧困から抜け出せない負のループに陥ってしまう。
レアーレワールドについて
静岡県伊東市を拠点として活動する認定NPO法人。
「子どもも大人も、すべての人がいきいきと輝く希望あふれる多様性社会」を目指して、それを実現するために「行動できる人材を育てる」ことをミッションとしています。
さまざまな活動をされていますが、JSCとして協力したのは2つのプロジェクト。
ワールドフレンズプロジェクト
コーヒープロジェクト
その他にも素晴らしい活動をされているので、HPも見てみてください!
ワールドフレンズプロジェクト
サッカーシューズや、番号が揃ったユニフォームを途上国に届ける活動なんですが、目的が本当に素敵で、これを初めて読んだとき感動しました…!
単にモノがない国に、モノを送るのではなく『モノを通して、遠い国の誰かの人生を応援する』ことを目的とした活動です。靴を贈ることで、見知らぬ遠い国が身近な国になり「靴をありがとう」の言葉で、見知らぬ遠い国の誰かが身近な存在になる。 そんな小さな国際交流や相互理解の積み重ねが、人々の視野を広げ、豊かな世界を作っていくベースになっていくと私たちは確信しています。
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シューズであれば、1足から寄付ができるので、気軽に参加できるはず!
コーヒープロジェクト
ネパールのプレミアムオーガニックコーヒー豆「HimCafé(ヒムカフェ)」の生産から焙煎・パッキングなどすべてネパール国内で行い、輸入販売をすることで生産者さんの仕事づくりをサポートしています。
コーヒー販売から得た利益は、途上国の子どもたちが、サッカーを通して夢や希望を持って生きられるような環境づくりとサッカーシューズを送る送料にあてられます。
購入した人はおいしいコーヒーが飲めて、生産者さんも豊かになり、子どもたちはサッカーを楽しめる。
好循環を生み出す仕組みづくりがすごい…!
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このコーヒーを、年末に開催されるイベントで、中学生が販売しました。
販売する際に、購入者へコーヒーの魅力を伝えるために、「フェアトレード」と「オーガニック」についての知識も、少しだけ学びました。
フェアトレードって何?
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↑基準については、中学生には難しいので省いたページ
『国際フェアトレード認証ラベル』を探してくる事前課題を出したら、スーパーでチョコレートやコーヒーを見つけた!と報告してくれました^ ^
実は私たちが大好きなサッカーで使うボールも、児童労働などが多い産業で、ラベルがついたものがあります!
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そして私が、1番伝えたかったこと。
「フェアトレードかどうか」よりも、「誰にお金を払っているか?」を考えることが大切だと思っています。
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オーガニックって何?
![](https://assets.st-note.com/img/1716721991676-yqn64XAXrN.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1716722002899-EAvHsZS8vF.jpg?width=800)
最後に、どのように宣伝する?何を伝えたい?ということを考えるワークショップも行い、セミナーは終了!
最初は何のことだろう?という表情をしていた選手たちが、だんだんと興味を持って、ワークショップでは積極的に意見を出してくれて、とても嬉しかったです!
最後に、締めのメッセージのスライドを。
(世界と繋がってる…なイラストがお気に入りです❤︎)
![](https://assets.st-note.com/img/1716722026050-5QDlfr0Gai.jpg?width=800)
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