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106. 空港のarrival

バングラに来るとき、全員が最初に通る場所は空港のアライバルです。昨日、コルカタから帰ってくる時、アライバルを通りました。ダッカのアライバルはこれで5回目。

5回中、スムーズにイミグレを通れたのは1回だけです。なぜかそのときはありえん空いてて、ほぼ待たずにサラッと抜けてきました。
でも今回は一番並びました。よくわからないけど長蛇の列ができていて、やっとこさ自分の番が回ってきたと思ったら急に窓口がしまっちゃいました。
偉そうに指で「あっちに並び直し」のしぐさをされ、少しイライラしながらも「バングラだなあ」と思いました。

イミグレを抜けたら荷物を受け取って、そのあとに空港の外に出ます。最初に出てくるのがロータリー(?)なのですが、ここからマジで別世界。お迎えに来ている人が沢山いるのですが、その人たちが柵?みたいなところから手を伸ばしてなんかワチャワチャしてるんです。ちょっとゾンビみたいな感じ(笑)

もう5回目なのでビックリはしませんが、毎度アライバルを通ってこのロータリーでUberを呼んでいる最中、最初にダッカに来たことを思い出します。

ダッカの空港、free wi-fiはあるのですが、こっちの携帯電話番号を持っていないと使えないんです。(最近は海外旅行者向けのwi-fiができたっぽいですが!)だから、待ち合わせをしていたインターンの先輩と「もし会えなかったらどうやって連絡したらいいんだ…」と冷や汗をかいていました。

結局は例のロータリーで無事会えたので問題なかったです。ですが、最初に到着したときの、あの表現しがたい熱気と、うるささと、初めて見る光景にただただ圧倒されていました。「あ、会えた、良かった…」という安堵感より「私ここにきて大丈夫なのか?」という不安が上回ったのを覚えています。

空港からオフィスまでの道のりは、見事に酔いました。すでに計18時間くらいのフライトにつかれていたのに、急停車急発進の繰り返しをされて頭が痛かったです。

まあでも、私のダッカ生活が始まったのはこの日、そしてこのアライバルという場所でした。

そのアライバルを通るのもインターン中は今回が最後です。
そう思うと、なんか寂しかった。

次アライバルを通るとき、自分は社会人であるはず。どういう用事でダッカに来ているのか、どういう心持なのかはわからない。
でもたぶん次アライバルを通るときも私は最初に通ったあの日を思い出しながらロータリーで車を待つんだろうなあ、と思います。


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