easy poem「百日紅」 8 佐山由紀 2022年8月20日 23:49 雨雲レーダーよりも先にやってきた急性の雨にこれまで見たことのない程の大きな百日紅がお入りなさいと、誘ってくれる傘の模様のように白い花が散りばめられ大人が4、5人は雨宿りできそうである百日紅の中に入ったのは初めてのことであり艶やかな美しい枝ぶり雨粒を掬うようにひらいた葉ぶりしゃがみこんで頭をゆっくり見上げて回すひと雨ごとに季節は進む雨にとけてくひと夏私の四十と数回目の夏を百日紅が丁寧に記憶づけてくれる蝉はまだ鳴いているまだ泣いている #詩 #日記 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 96,516件 #日記 #詩 #私の作品紹介 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート