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毒親育ちだからこそ育った超有益な才能

シングルマザーのゆきです。

最近、自分の仕事についてずーーーーーっと考えているのですが、
考えている中で自分の才能や苦手なことが少しずつわかってきました。
しかもそれが育った環境である「毒親育ち」だからこその才能だなーと思ってびっくりしたので書いてみます。

1.そもそも「才能」ってなに?

こちらの本によりますと、

才能とは、
"ついやってしまう事"
なんだそうです。

例えば、
"ついnoteを開いて新しい記事を探してしまう。"
それは才能です。

noteを読むのは楽しいから、
調べるのは新しい情報や知識を得たいから
それはその人にとってはなんの苦労もせずにできることかもしれませんが、
人によっては、
"文字を見たり文章を読むのが苦痛"
"自分で調べるのは面倒だから1から教えて欲しい"
"そもそもスマホの操作が苦手でインスタみたいに勝手におすすめが流れてきてくれないとむり…"

みたいな人が世の中にはたくさんいるのです。

noteを毎日開いて読むのも、
自分で記事を書くのも
すごい才能なんです。
オーマイガー!

2.毒親育ちで得られた才能

ところで、独親育ちに悩む人はとても多いと思います。
私もその1人で、環境も母の未熟さも恨んだし、鬱病になったり自分の弱さや無能さを嘆いたりしてきました。
そんな私がバイヤーの仕事を始めて気づいた
「毒親育ちだから得られた才能」のおかげで仕事に助けられた話をしたいと思います。

①人の反応や性格をを見極められる


毒親育ちの方はきっと、いつ爆発するかわからない親の地雷を踏まないように、進捗に慎重に暮らしてきたはずです。

そのおかげで、人と少し話すと、
「この人はこういうことを考えてそうだな〜」とか、
「この人はこういう性格っぽいな〜」とか
「この人はこの人と相性が良さそうだな〜」とか
わかることってないですか?

クラスのリーダー格になりそうな子
比較的優しくておとなしそうな子
会社でもこの人は褒めた方が話を聞いてくれるなーとか
この人には希望を伝えても大丈夫そうだな。とか。

それってものすごい才能だと、
バイヤーをやって3年経って気づきました。

私は年間80社200人位の営業の方とやり取りをするのですが、
電話やメールでやり取りをする中で、
この人に頼むなら今だ!とか、この人はこういう特徴があるからメールにしよう、電話でやりとりしようとか、そういうことがわかるようになるんです。
しかも200人分分けて覚えられるし、なんならちょっとカテゴライズしてこういう系みたいに分けられたりもする。

そういうことができる人って実はとても少ないんです。

②相手がして欲しいことがわかるし、それを提供できる。

これがわかってくると、今度は相手のして欲しいことがわかってきます。

この人はメールの方がやり取りがスムーズだな。とか、
この人にはこの情報を渡したらすぐに返事をくれるな。とか、
この人にはこう言った方が納入してくれるな。とか、
この人はこんな感じで頼めば安くしてくれるな、とか。

え?そりゃ人に合わせて対応するのは当たり前でしょ?と思う人が毒親育ちだと大半だと思うのです。
そんなことみんなやってるでしょ?と思うと思いますが全然違います。

じゃあ、あなたの周りの人はあなたに合わせて心地よい会話ばかりしてくれますか?と思い出して欲しいのです。

そんなことなくないですか?
なんならぜんぜん合わせてくれなくないですか?

そういうことです。

③物事の大枠と"要所"を捉えるのが得意

親の地雷ってどこに落ちてるか本当にわからない。
なので「要所」を捉えるのがめちゃくちゃうまいんです。

なぜならその要所を覚えておかないと死活問題だから…笑

親を相手にするとそれはとても辛く悲しい時間だったと思います。
怒られないようにビクビクして暮らす毎日。
自分がいけないから怒られるんじゃないかと自分を責めて怯える暮らし。
何も言われませんように。
階段で足音が近づいてくるだけで怖かったあの経験。

それは仕事で言えば、
・怒られそうなポイントがわかる
・怒られる前に対処ができる。
・怒られた時も火消しの仕方を知ってる
ということなので、失敗を恐れる傾向にはありますが、とても優秀な会社員になれるということなのです。

バイヤーの仕事は工程通りに物が作れるようにものを買ってくることなので、
工程というある程度決められたポイントがあるというのは我々独親育ちからしたら天国なのです。
だって地雷みたいに隠れてないんだもの!
リミットが明示されているというのはとてもありがたいことなのです。
わかりやすい!あとはそれに合わせて働くだけ!

④嘘も方便と乗り切る力

嘘も方便で嘘がつけるのも社会で生きていく上では大事なことです。

今にもキレそうな親を見て、
なんとか怒られない理由を考えたり
なんとかこの場を切り抜けないといけません。

そこで身についた、ピンチを切り抜ける力は本当に強みだと思います。

どうにか相手にご納得いかないといけない時、
それは誠実さだけでは対応できないこともあると思います。

話した方がいいことと話さない方がいいことを見極めて、
その場を乗り切る力も備わっているのです。
これはある意味③の要所を掴むことができるからこその能力とも言えると思います。

3.最後に

これらを辛い思い出だったと捉えるか、才能が育っていたのか、と受け止めるかについて、
正解はないと思います。

私自身とても辛い経験だったので、もちろんこんな才能がなかったとしても普通の親に愛されて育ちたかったです。

でも、バイヤーをするにはとても役立つこともあったなーと思いますし、
褒められることも多いので、
ある意味これは毒親育ちゆえの才能だよなーと思いました。

毒親育ちだと主体性より圧倒的に受動性が育つので、
自分で決めて動かすみたいな動きは正直苦手かなと思います。
その代わりに相手に反応して動くことがとても得意なので、
他者軸ではあるものの、そのおかげで円滑に物事が進むことも多くあるのではないかと思います。

独親育ちという現実は辛いですが、
その中でも自分のいいところを見つけて、
仕事や生活が少しでも楽しくなったらいいなと思います。

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