夜目が覚めるたび、私は今どこにいるんだっけ、(あ、一人だった)とぬいぐるみを抱きしめていた。温もりというより体積に頼っていた。今日は違う、目を開けるとお気に入りの毛布の上に横たわる猫師匠がいた。肉級をプニプニしながら眠りに落ちる幸せを噛みしめた。

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