見出し画像

目指すのは、区切り。

やっと、トンネルの出口が見えてきた。

来月、私は私にとって大きな課題に挑む。博士課程のプレゼンテーション試験だ。審査官の前で約1時間のプレゼンをして、30分の口頭試問を受ける。

自らの研究を審査官の口頭試問(いわば口撃)から守る、他国で言うところの「ディフェンス」と呼ばれるものだ。

その日程が決まった。残された時間は1ヶ月。(この記事は熟成させていたので残り3週間を切った。)
この間にまだ書き終えていない論文の執筆や、ディフェンス準備、プレゼンの練習、データの補足などを行う。

この課程の審査を受けれるところまで漕ぎ着けたことへの安堵感と、ディフェンスまでの暮らしへの恐怖とが、ごった混ぜになっている。そして、後者の方が圧倒的に大きな割合を占めている。

遅々として進まない論文の執筆、データの理解の甘さ、に苦虫を噛み潰したような顔をしながら、解放されたいと願っている自分がいる。

でも、ただひとつ言えるのは、私が放棄してしまったら、誰も私の研究を守ってくれないということ。逃げていたら審査への切符を溶かしてしまうことになる。

だから、ディフェンスの日までは、「負けへんで」。
負けそうになっても「負けへんで」と呟く。ポッドキャストを聞いて元気をもらう。

ひとまずの区切りを目指して、日々を過ごす。

この記事が参加している募集

#わたしとポッドキャスト

3,443件

#この経験に学べ

54,254件