30代で保育士になった長い理由④ ~子どものこと知りたい~

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ワークショップボランティアを始めてからも
保育士になろうとは
あまり考えていませんでした。

なにか幼児教室のようなところで…とか
このままワークショップの仕事が
できないかな、とか。

保育士として働くのはきついという
イメージがあったから。

けれど、子どものサポートをするうちに
気付いたのです。

子どもの発達段階がわからないから
効果的なサポートができているのか
わからない。
目の前にいる子どもがどの程度のことが
できるのか、判別できない。

手伝いすぎても、チャレンジの機会を奪う。
でも、無理難題をがんばれと押し付けて
やる気を失わせるのも、よくない。

どこまで手伝ったらいいんだろう。
どんな言葉をかけたら、嬉しくてやる気が
もっと出るんだろう。

私、子どものこと、全然知らないなぁ…

ボランティア仲間に目を向けると
現役の保育士さんや、目指している人も。

「保育士の資格があると、どこに行っても働けるから、いいよぉ!」

「保育園以外にも働くとこあるよ」

「子どもの仕事するなら、あってもいいかもね」

話を聞くと…確かにな。
ちゃんと子どもの仕事に向き合うなら
子どものプロになるために取ろうかな。

そうして私は、保育士資格の国家試験を
受けることに決めたのです。
保育園で働くかどうかは決めずに。

でも、いざ資格が取れると
子どもの発達段階をちゃんと知るには
毎日同じ子たちの変化を追うのが
いちばんよいのでは、と思うようになり
一度保育園で働いてみることにしたのです。

ワークショップに関わっていた間にも
受験勉強をしていた間にも
いろんなことがありました。

もちろん、資格を取ったからといって
すぐに子どものプロになれるわけでは
ありません。

保育園に就職した後にも、いろんなことが
ありました。

それらはそれぞれ、また別の機会に。

「理由」については、これにておしまい。


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