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【保育の場から】子どものいいとこ探し

一時保育室で働いていると、慣れないお子さんのことをよく観察するという癖がついています。

どんな遊びが好きなのか、どんなおもちゃに興味があるのか。
なにをどのくらい自分でできるのか。
歩きは安定しているか、走るのか。
食べるのは好きか、なにが好物か。
食べ方は?口を大きく開ける?咀嚼は上手?
着脱は自分でする気があるの?
などなどなどなど。

よーく見ていると、不意にその子の素敵な部分を見つけられることがあります。
ずっと泣いてたけど落ち着いたらそんなことできるの!?まぁ!感激!みたいな。

ポットン落とし、もう穴に入れられるのね!とか
泣きながらでも遊べてる、とか
その日一緒だった赤ちゃんに、おもちゃを「どうぞ」できたり
自分でおむつやズボンを履く意欲を見せたり
しっかりスプーンを持って食べたとか
自分でコップを両手で持ってお茶が飲めたとか

全部もしかしたら大したことないと思われるかもしれないけれど。
その子のこと知らないと、「わぁ、できた!」と感じます。

大したことないと思うかもだけど、不慣れな場所で自分のいつものパフォーマンスができるって、やっぱり大したことですよ。
素晴らしいなって思う。

そして、普通の保育園に通ってたりおうちで過ごしてたりするお子さんでもね。
当たり前にできるようになったと感じられることも、できるようになったっていうのは素晴らしいことですよね。

できてることって、それが当たり前になると注目しにくくなってきて、できないことや失敗したことに注目してしまいがちになるかもしれない。
だけど、当たり前にいつもお片付けできてるとか、自分で洋服着ようとするとか自分でスプーン持って食べてるとかも、たまには「よくやってるね」って言ってもいいかもですよ。

だってそれ、十分お子さんの「いいところ」です。

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