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【保育の場から】私に向いてる保育の形

一時保育室にいると、一対一で子どもをみていられる日があります。
たとえば0歳さんと2歳さんがひとりずつ、なんてことになると、ひとりで両方をみることは難しいですのでね。

そんなときは、その子のペースになるべく合わせて時間を少し融通することができます。

ものすごく遊びに集中しているようなら、キリのいいところまでもう少し待ってからトイレに行けばいいな、とか。
もう少し長く園庭で遊んでいてもいいな、とか。
寝起きが悪ければ、強引に起こさず少し時間をかけても機嫌よく楽しく起きられそうな言葉がけや遊びを取り入れながら起こしてもいいな、とか。

一時保育だと、決まった時間で行動を促されることに不慣れなお子さんも少なくない。
だから余計に、一時保育室を嫌いになってしまわないように、少しずつ見通しが立てやすいような言葉がけをしつつ気持ちを持っていき行動を切り替えられるようにしたい。

そうしてコミュニケーションを取りながら生活すると、仲良くなれたなぁと感じる瞬間があって、とても嬉しい。
仲良くなって信頼してもらえると、その子が本領を発揮しやすいし、本来できることが見えてきやすい。
私の話もよく聞いてくれるようになったりする。
(まぁ、そううまくいかないことも、もちろんありますけど)

一対一まで行かないまでも、少ない人数のお子さんを相手にゆったりと遊んだり生活できているとき、心から楽しいなぁって感じられる。
こんなことできるの!とか、こんな反応するんだ!とか、細かいところにたくさん気づけるのも楽しい。
ねぇねぇって近寄ってきてくれる時に、たっぷりお相手できて仲良くなって喜んでくれるのも嬉しい。

大人数のお子さんをみるダイナミズムとかやりがいとかがあるのもわかっている。
だけど私にはやっぱり、少人数のお子さんを保育するのが向いているし好きなんだなって実感する。

今のところはそう感じていて、向いている形で保育に携われることが嬉しい。
たくさんのお子さんが来てアワアワする日ももちろんあるけど、ゆったりできる日があるから、アワアワの楽しさもまた感じられる。

自分が好きで向いている形の働き方を、めげずに探して見極めてきてよかったなと今のところ思っている。

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