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おサボり願望、よし。

保育の仕事が好き、ということと、仕事行かずにダラダラしたり遊んでいたいなぁ、の気持ちは私の中で完全に両立しています。
日常に大きな不満がなくたって、いつもどこか遠くに行きたい。

なんか回りくどい書き方になったかもしれませんが、働くのめんどくさい日って必ずある。
そして、仕事がとっても忙しかったり何かしら職場環境に問題を感じていたりする方の場合には、もっと深刻な気分で仕事に行きたくない日があるのは想像に難くない。
なんなら経験してる。

あまり推奨できたものではありませんが、「サボる」という行為には、とんでもないリフレッシュ効果があったりもしますね。

かつて会社員だった頃のこと。
忙しい時期には、「終電が近いからもう帰ります」みたいな残業まみれだったこともありました。
まぁ、疲弊していきます。

ある日ものすごく暗い気持ちになりながら通勤電車に乗り込んだときにふと、思いました。
「スケジュール的に、今日なら休める(むしろ今日を逃したら当分無理)」。
気が付いたら、「発熱しました」と上司にメールを打ち、会社とは反対方向の電車に乗りかえていました。

電車を乗り継いで到着したのは高尾山口駅。
仕事に行く気まんまんで家を出たもので、格好が周囲からかなり浮いていましたがそんなのお構いなしに、リフトに乗って高尾山の上へ。
森の中の道を深呼吸しながら歩くうちに、自分が徐々に元気を取り戻しているのを感じました。
あぁ、生き返る。

いい仕事をするには、いい休息が必要なんです。
そして長年社会人をやってきた身として感じるのは、ひとり休んだところで社会は問題なく回るんです。
潰れそうになるくらいなら、1日ゆっくり休んで仕切り直せたほうがよっぽどいい。
潰れる前に、休む余裕が必要なの。

よくよく考えたら、私は学校も休みたい人だった。
親がそれなりに厳しかったのと、私の生来の真面目さが影響して学校はほとんどサボることがなかったけれど。
学校だって、休んだっていいんだよね。

9月に入って5日目。
夏休み明けがしんどい子どもたちがいるという話が取り沙汰されるようになって何年も経ちますね。

自分にとっての「社会」が狭い10代の間などは、学校がしんどいと自分の人生が終わったような気持ちになるんだよね。
私も中学生の頃にクラス内の人間関係に悩みまくっていたほうなので、あの重苦しい気持ちは非常によくわかります。

現代の子どもたちもしんどいだろうけど、昔よりは「逃げてもいいよ、休んでもいいよ」と言ってあげられる大人が増えてきたような気がする。
休むことの大切さを、時には逃げることの大切さを、実感した大人が増えたんだろうなぁ。

自分が健康で穏やかに過ごせるよりも大切なことなんてあるかしら。
(本当はそれが全員に憲法で保障されているはず、なんだけど)

そんなわけで、あー、明日も休みたい。
まぁ行きますけど。


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