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腑に落ちる時が必ずくる 〜ヤマザキマリさんの「国境のない生き方」〜

このところ、自分で買った本も
図書館から借りた本もたまりがち。
  
昨日、
「今日は集中して読書をする日」
と決めて、読みかけになっていた
ヤマザキマリさんの本を読んでいました。


特に
「国境のない生き方 私を作った本と旅」
(小学館新書)
は、あちこちに今の自分に響く言葉があり、
メモを取りながら読みました。
 
最近、うまくいったことも
「やりきれてよかった」
と思えたこともあったのですが、
力不足を感じることもありました。
 
この本を読んでいた時、マリさんが
「『失敗』はダメージ・ポイントではない、
失敗が増えれば増えるほど
自分の辞書のボキャブリーが増えるのだから」
という内容を書かれているくだりがあり、心にしみました。
 
「『その時は
『ああ、こんなつもりがなかったのにどうしよう』
ということでも、時がたてば
『失敗』というカテゴリーには入らない。 
『経験』なんですよ、それって全部。
 
ガンガン傷ついて、落ち込んで、
転んでは立ち上がってというのを繰り返しているうちに、
かさぶたはどんどん厚くなっていきます。
 
かさぶたがいっぱいできれば、
皮膚も分厚くたくましくなるんだから。
かさぶた上等。
 
どんどこ、つくっちゃえばいい。」
 
そうやって失敗を繰り返しているうちに
分厚くなったかさぶたが剥がれるように
余分なものがとれて、
「いい経験だった」
と思えるようになる、
それには経験と時間がいるのだと。
 
マリさんの本を読んでいると、
血みどろになって戦うような、
(比喩です)
人も信じられなくなって
打ちのめされるような経験もたくさんして、
それでも人生を楽しむことを諦めなかった
強さ、凄みを感じます。


「その時、その時、できることをやればいいんだから。
大丈夫、絶対になんとかなる」
が口癖だったお母様。
 
「僕はラッキーなんだよ。
人生は、自分がラッキーだと思うほど、楽になる」
とおっしゃっていたというお祖父様。
 
人の性質は
「血」だけで決まるものではないと思いますが、
やはりこのご一家には
「何事にも屈することなく、
自分が大切に思うことを死守し、
たくましく生き抜く」
血筋というものがあるのではないかと
感じずにはいられませんでした。
 
「生きていていいから、生まれてきたんですよ。
 
それなのに、なぜ生きていくのかとか、
仕事がどうとか、
私にいわせれば、そんなものは、
あとからなすりつけた
ハナクソみたいなもんです。
 
もっと、ただの生き物みたいに
生きることそのものに夢中になったらいい。」
 
「ハナクソ」ごときに悩んでいる暇はありませんよね。
 
この後も、素敵なお時間をお過ごし下さい。
 
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
 
*昨日はファミマの
「ポムポムスフレ・プリン」をいただきつつ読書。 
 

キャラメル味のスフレ、
なるほどプリンとよくあいました(^^)
 
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