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「暗い夜のさなかにも、新しい夜明けには希望がある。」

今年のお正月は天皇陛下の一般参賀もなく
天皇ご夫妻が初めて
新年のビデオメッセージを通じて
お言葉を伝えられましたね。 

英国のエリザベス女王は
以前からクリスマスにテレビで
スピーチをされることがしきたり
になっているのですが、
2020年のクリスマスのスピーチは、
やはり特別なものでした。 

スクリーンショット 2021-01-02 21.50.27

(写真はBBCのサイトからお借りしています。
https://www.bbc.com/news/uk-55447011 ) 
 
女王はメッセージの中では
一度も「コロナ」の名前を
出されてはいないのですが、
この大変な状況の中でも
多くの人たちがお互いに助け合い、
支援を必要とする人たちに
手を差し伸べたことに触れ、
このようにおっしゃいました。
 
「連合王国と世界各地では、
今年の大変な困難を前に
大勢が見事な働きをしました。 
 
そうした静かで不屈の魂を
私はとても誇りに思い
また感動しています。」 
 
そして、女王は
医療従事者の方達に感謝の言葉を述べられた後、 
 
「私たちは今なお
見知らぬ人の優しさに
感動させられています。 
 
そして、これ以上ないほど
暗い夜のさなかにも
新しい夜明けには希望があると
安らぎを得ています。」 
 
また、過去にも
歴史に名を残してはいないけれど
自分の身を投げ打って
他者の命救った方達がいたことにも触れ、
今、他の方のために
手を差し伸べている方たちのことを  

「先の見通しが立たない
厳しい時代において
揺るぎない希望のみなもとです。」 

とおっしゃいました。 

武蔵野八幡宮の光

そして、今年、この状況と戦っている人たちに、
このように言葉をかけられたのです。  

「当然ながら多くの人にとって
今のこの時期は
悲しみに彩られていることでしょう。 
 
大切な人を失い
悲しんでいる人もいます。 
 
安全のために家族や友人と
距離を保っているがゆえに
寂しい思いをしている人もいます。 
 
そういう人たちが
本当にクリスマスに欲しいのは
ただ人とハグしたり
手をぎゅっと握ったりすることでしょう。 
 
もしもあなたがそう感じているなら
あなたはひとりではありません。
私はあなたのことを思い
祈っています。」 
 
(日本の場合、「クリスマス」をそのまま「お正月」に差し替えられますね) 

井の頭公園


たとえ一人でいても、
家族や友達など、
自分のことを気にかけてくれている人がいる、
と思うだけで、嬉しいものですよね。 
 
女王の言葉から、
この時代、家族や友人と離れて暮らしていても
お互いに思い合い、言葉をかけることの大切さや
助けが必要な人に手を貸すこと、
助け合うことの大切さを改めて感じました。 
 
こういう時だからこそ、
ちょっとした親切や
温かい言葉も、とても嬉しいですよね。 
 
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうござました。 

武蔵野八幡宮とりい


*さすがに元旦の初詣は避けて、
今朝早くに氏神様の武蔵野八幡宮へ。 
去年の長蛇の列が嘘のように、ほとんど並ばずお参りできました。 

武蔵野八幡宮列待ち

去年参加した「七福神巡り」のイベントは今年は中止。 
来年は復活しますように

*電子書籍最新刊
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出来上がった次のVol.4の表紙を眺めながら
原稿を書いています。

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