新橋から銀座へ、ギャラリーをはしごしてみると。
このところ、土日はあまり天気が良くないことが多いのですが、少し前の天気の良かった日曜日の午後、新橋の美術館に行って見ることに。
新橋のパナソニック汐留美術館にも「ぐるっとパス」で入場できるので展示が変わるたびに楽しみに足を運んでいます。
4月から開催中なのは開館20周年記念展の「ジョルジュ・ルオー展」。
(一部のみ写真撮影OKな展示があります。)
わたしはキリスト教徒ではありませんが、彼の作品を見ると、神様に対する敬虔な思いや人間に対する大きな深い愛を感じて、しみじみいいなあと思うのです。
明るい、あたたかな絵だけではなく戦争を題材にした、胸が苦しくなるような作品もあります。
それでも、人間と世界の「善なるもの」に希望を持てるような作品群でした。
特にわたしが好きだったのは「クマエの巫女」。
深い色合いが美しい、静謐な作品です。
今回はこの作品は原画ではなくパネルでの展示とのことでしたが、いつか原画を見てみたいと思いました。
新橋から銀座まではひと駅で歩ける距離なので、久々に銀座まで歩いてみることに。
ニュースではインバウンドの旅行客が増えたと聞きますし、吉祥寺でも確かに海外の方を見かけることも増えたのですが、銀座では「確かに増えているなあ」と実感しました。
UNIQLO銀座展に立ち寄った時も、あるフロアでは試着室前に並んでいたのは全て海外の方のようでした。
(中には日本生まれで国籍は日本人の方や旅行者ではなく、日本に住んでお仕事をされている方もいらしたかもしれませんが)。
銀座にはいくつかギャラリーがあるのですが、今回は2箇所のギャラリーをはしごしました。
ノエビア銀座ギャラリーでは
「藤森武写真展 仙人と呼ばれた画家『熊谷守一』」
を拝見しました。
そのうち豊島区立熊谷守一美術館にも行ってみたいと思っているので、その予習のつもりで拝見しましたが、草花に囲まれた住まいで過ごす姿は本当に仙人のよう。
奥様と囲碁をしている写真もありましたが、奥様の着物姿も粋で素敵でした。
次に行ったのは「セイコーハウス銀座」で開催されていた
「堀川理万子絵画展―うつしみのユートピア―」。
(こちらはすでに終了しています)
写真撮影禁止だったので、写真でご紹介できないのが残念なのですが、花や果物、特にいちごをモチーフにした作品は本当に素敵でした。
そのすぐ近くに長野県のアンテナショップ、「銀座NAGANO」があったので、覗いてみました。
少し遅い時間だったので、人気の「牛乳パン」は売り切れでしたが、せっかくなので駒ヶ根市すずらんハウスさんの「すずらん牛乳」を使った「信州すずらんソフト」をいただきました。
本当にやさしい、余計なもののないミルク!なソフトクリーム。
表通りの人の賑わいが嘘のような、静かな空間でゆっくりと美味しいソフトクリームを味わいました。
滞在時間としてはそれほど長くはなかったのですが、ちょうど良く楽しめた休日の午後でした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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