楽しめるときに、楽しめることを〜六義園&東洋文庫ミュージアム〜
この週末はあいにくの雨模様で、今日はお花見には行けなさそうなので、先週の週末にお花見に行った時のお話を。
わたしはTwitterで各地のお花の情報をみるのも好きなのですが、お花見の名所の「現在の桜の咲き具合」の情報をみると
「そろそろ行こうかな」
とそわそわしてきます。
先週出かけたのは駒込駅の近くの「六義園」。
こちらは江戸時代に作られた日本庭園で、江戸時代から小石川後楽園とともに「江戸の二大庭園」とされていたとのこと。
明治時代に三菱の創設者・岩崎彌太郎の所有となり、のちに東京市に寄付され、一般公開されています。
昨年行った時はあまり花のない季節だったので
「今度は桜の季節にこよう」と楽しみにしていました。
今回、到着して驚いたのは入場券を買う人たちの行列の長さ。
やはりこの時期にお花見にみえる方が多いのですね
わたしは「ぐるっとパス」を利用しているので、並ばずにすんなり入場できました。(「ぐるっとパス」、本当にお世話になっています)
可愛らしい乙女椿も満開で、高いところで咲くハクモクレンも青空に映えて美しいこと。
そして、特に人だかりがしていたのは枝垂れ桜。
風を受けてふんわり枝が揺れて桜がやわらかく揺れる穏やかな様子も美しいな、と見とれました。
その後は近くの新書・古書店の「青いカバ」で欲しかった本を購入。
すぐ近所の「東洋文庫ミュージアム」では「フローラとファウナ 動植物誌の東西交流」が開催中で、こちらも「ぐるっとパス」で見学。
今年2023年は長崎のオランダ商館にドイツ人医師シーボルトが来日してから200年の節目の年なのだそうです。
展覧会ではシーボルトの著作の美しい植物画・動物画のほか、江戸時代の博物画など(精密なものも、想像で描かれたものも)を楽しみました。
こちらの「モリソン書庫」も映画のセットのようで、行くたびにうっとりしてしまいます。
(下の方のケースでは歴史の教科書で見たような本の原本が展示されていたりします。)
お花見も、美術館や映画館も、「行きたいなあ」と思っても、出かけなければ終わってしまいます。
そうはいっても時間は限られていますし、仕事やあれこれの用事、自分の健康状態やフトコロ具合、天気やコロナの状況など、実際には様々な要因があって、したいことすべてをできるわけではありません。
それでも、
「行ってみたいなあ」
「見てみたいなあ」
ということがあったら、できるときに、できることを楽しんで日々を過ごしていきたいですね。
そんな楽しみや喜びが自分の気持ちを明るくしてくれたり、また翌日からの力になってくれるのですから。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
雨の週末も、素敵な時間をお過ごしくださいね。
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