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キングダムに学ぶ、夢を諦めないこと

土曜の夜中ふと目が覚め、おもむろにプロジェクターの電源を入れてアマプラをON

トップページの予告欄にたまたま出てきた「キングダム」が妙に気になった。

これまでもなにかと話題にはなっていたし、テレビで流れていたのをチラ見したことはあったが、その当時は特に興味が湧かなかった。

でも今日はなんだかとても気になった。

どうせ休みだしすることもないからと、夜中2時過ぎから見始めた。

初めは主演俳優の圧倒的なビジュアルに「そりゃみんな観るよな〜」という軽い気持ちで観ていたのだけれど、開始10分ほどで一気に心を掴まれた。

戦闘系や情熱系の物語は苦手なはずなのに。

もちろんキングダムのストーリーや、キャスティングなど全てにおけるクオリティの高さは当然だが、それ以上に、この4月に全く違う領域に転職して荒地を進む自分に、主人公の信が重なり一気に引き込まれた。

転職し、これまで出会ったことないような、自分と真逆の性質の上司に出会った。キングダムで言う本能派が私ならば、その上司は知略派。

不思議とその周りも知略派が多く、本能派の自分は壁にぶつかり、知略派にコテンパンにされて心がズタボロになった。なんども心が折れそうになった。本能で生きる自分を真っ向から否定された気がして、自分を責めたこともあった。

でも実は、この上司に出会うまでは、自分が「本能派」だとは気づいていなかった。たしかに、まっすぐでウソがつけない不器用な人間だとは思っていたけれど、慎重派だし、知略派な人間だと思っていた。

でも、自分よりも圧倒的な「知略派」に出会い、ひいては「君は中途半端に知略だから、直感に振り切れ」とはっきりと言われ、自分がなんなのか分からなくなったこともあった。

でも、キングダムを見て、確信した。

私は「本能派」そして「夢を見る人」

極めて現実派の「知略派」の人間に自分の夢を語った時、半分鼻で笑われたこともあったし、冒頭で「現実はそんな簡単じゃない」と言われたこともあった。

どんな状況でも夢を見てしまう自分がいやになったこともある。

ひとからは、「理想高すぎ」と言われることも多い。その度に「理想」を求めない周りとのスピードの違いに焦ることも、自己嫌悪になることもあった。

でも、理想を求めること、夢を描くこと、描き続けることは不思議と諦めなかった。

その道を選ぶということは、悔しい思いもするし、自分で決めたつもりなのに、目で見て分かりやすく先を行くそれに焦ることも沢山ある。手を伸ばせば届くそれに手を伸ばせばどれだけ楽か、と思うこともある。

でも私は、どれだけ時間がかかろうが、その道が険しかろうが、自分の「理想」「夢」を追い続けることを諦めたくない。

それが例え「知略派」から見ると馬鹿げたことに見えたとしても、私は絶対に諦めない。

それが私だ。