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ピアノ練習と保護者の距離感

ピアノのレッスンを通して難しいと感じることの一つに
ご自宅でのピアノ練習中の生徒さんと保護者の方の距離感
があります。

ピアノのご経験のあるお母様は、早く弾けるようになって
ピアノの楽しさを知ってほしい!という親心から
弾いて聞かせて覚えさせ、1週間後のレッスン時には
弾けるようにしてきてくださいます。

そうなると、楽譜を読んでリズムを理解して弾けているのと
違い、先に進むうちに生徒さんが苦しくなってしまうことが
多いように感じます。
初歩の楽譜は五線が太く見やすいものが、先に進むと五線の幅
が細くなり、ますます混乱している様子が垣間見えます。

そうなるとそこで少し立ち止まり、説明をしながら理解できるまで
一緒に練習をするのですが、お母様も大変熱心なため
レッスン時に先に進めないことを受け入れていただくことが
とても難しく、私が新米だったころは大きな悩みとなっていました。

現在は指導歴も30年近くなり、ベテランと言っていただける
領域に達し(若いつもりではいるのですが💦)、保護者の方との
コミュニケーションの大切さを学ばせていただきこのような
ことはほとんどなくなってきましたが、そうは言ってもまだ
ゼロではなく、これからもコミュニケーション力をあげて
いかなくては!と思っているところです。




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