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東京在住の現役ママピアノ講師です。3歳から60歳代の生徒さんのレッスンを通して感じたこ…

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東京在住の現役ママピアノ講師です。3歳から60歳代の生徒さんのレッスンを通して感じたことなどを発信していこうと思います。

最近の記事

ピアノレッスン〜成長

人前での演奏は緊張も刺激もあり 成長のチャンスだと思っています。 私自身はどんなに準備をしても ミスは起きてしまうものと覚悟して 小さな傷を大きなミスに繋げないよう 冷静になる訓練(練習)をするように しています。 楽しく気持ち良く そして素直に弾くことで 聴いている方にもそれが伝わり ミスはあまり気になりません。 もちろんミスがなかったら もっと良かったね、ということは あるのですが。 ミスは必ずしも失敗ではない とも思っています。 本当に落ち込むほどの演奏だったのか

    • ピアノレッスン〜レッスンの意味

      ピアノは鍵盤を下げることができれば 音が出せる楽器なので 先生に習う意味は何かということを 常に考えながらレッスンを行なっています。 子どもの導入期も大人のピアノ教本も 次々に新しい楽譜が出てきます。 たくさんの楽譜の中から 自分にあった教材を見つけるのは 本当に大変です。 簡単そうに見えても難しいものがあったり またその逆もあります。 先生は経験からその時に必要な教材を判断し レッスンを進めていきます。 具体的な練習方法なども先生の協力があると スムーズです。 レッス

      • ピアノレッスン〜音から伝えたい

        誰かに何かを伝えたいという思いを ピアノの音にのっけると 素晴らしい演奏になると感じています。 ピアノを演奏するために 技術的な壁はありますが 作曲家が書いた作品の美しさを感じ 表現することは 技術面だけではなく 美しいものを美しいと感じる力を つけることが大切です。 人に何かを伝えたい それを共有したい という気持ちで発した音は 素晴らしい演奏につながることを レッスンではお伝えしています。 完璧に弾けた時の満足感や喜びは もちろんありますがこれはもしかすると 自己満

        • ピアノレッスン〜スランプ

          いつも一定のモチベーションを 保てることはほとんどの方にとって 難しいと思っています。 毎日ピアノに向かうのが楽しくてしかたがない! と感じていただければ 指導者としてこれほど嬉しいことはないですが 私自身のことを考えてもまれかもしれません💦 練習をやめる(サボる)ことは簡単でも 再スタートは沢山のエネルギーを使います。 スランプはチャンス! と思って、習慣としてピアノに向かうことを おすすめしています。 壁にぶつかった時こそ 今まであまりやっていなかった 基礎やソルフェ

        ピアノレッスン〜成長

          ピアノレッスン〜レパートリー

          一度弾いた曲なのにしばらく弾かないと 忘れてしまうということは 誰もが経験することだと思います。 音が沢山あるピアノは一度完璧に覚えた曲でも 細かいところは忘れてしまったり うろ覚えになっていたりするので レパートリーにしたい曲は 頻繁に弾いておくことになります。 新しい曲に進むとどうしても自信が なくなることも出てきてしまうことがあるので 自信を取り戻すためにも持ち曲があったほうが 良いと感じています。 そしてレパートリーにする曲は 苦労して仕上げた曲ではなく 余裕を

          ピアノレッスン〜レパートリー

          ピアノレッスン〜トリル

          きれいにトリルが弾けるようになることも 目標の一つなのかなとレッスンをしていて 感じます。 鍵盤を押し込むのではなく 触るくらいの軽さで弾けると とても綺麗です。 飾りのトリルをキメようと張り切ると その何小節も前から力が入ってしまい 拍感がなくなったり重たくなることが よくあります。 キラキラとした音で弾いてこそ効果を 発揮します。 考え方はいろいろあると思いますが 最初からトリルを弾くのではなく 元々のメロディーがしっかり耳に入り 綺麗に弾けるようになってからトリルを

          ピアノレッスン〜トリル

          ピアノレッスン〜テンポ

          片手練習から両手練習にした時に 弾けるところは早く 弾けないところは遅く 練習をしていることがあると思います。 少しのテンポの揺れは味となるものの 何拍子かわからなくなるほど動いてしまうと 心地よく聴くことができなくなってしまいます。 難しいところが弾けるくらいの ゆっくりのテンポで全体を弾いていくと 安定感のある美しい演奏に変わります。 ゆっくりでも統一感のある速さで 練習しているうちに 自然に弾きたい速さで弾けるように なることをレッスンでお伝えしています🌱

          ピアノレッスン〜テンポ

          ピアノレッスン〜リズム

          リズムを手で叩いたり 机を叩いたりすることはすんなりできるのに ピアノを弾くとリズムがわからなくなると 生徒さんから伺うことがあります。 ピアノで弾くとリズムが取れなくなるのは 指番号や鍵盤の場所にも意識がいくので リズムに集中できないという理由だけで 決してできていないわけではないのです。 頭で理解できていても身体でリズムを 感じられるようになっていないと 難しいのは事実なので まずリズムを身体で覚えるために 少しの間、ピアノを離れて 色々なリズムを手で叩く時間も レッ

          ピアノレッスン〜リズム

          ピアノレッスン〜練習のコツ②

          ピアノを練習する中で 私が大切だと思っていることは 新しい曲を練習する時に いきなり弾きはじめないということです。 弾く前に 楽譜を景色や模様を眺めるように 全体を見て 長い曲であればいくつかのパートに分け 番号なり記号を書き込んでから 練習を始めるようにお伝えしています。 似ているパートには同じ番号や印をつけ 共通する場所を探して整理していくと ぐっと楽譜が読みやすくなります。 整理されて頭に入ることで 良い演奏にもつながります。 譜面を眺める習慣をつけると 身体が硬

          ピアノレッスン〜練習のコツ②

          ピアノレッスン〜脱力

          ピアノ演奏だけでなく何事においても 力んでしまうことがマイナスに作用 してしまう気がしています。 なぜ身体に力が入るかを考えた時に 私自身も、気持ちがカチカチに なっていることが多いことに 気がつきました。 身体は心の持ち方で大きく変わります。 ピアノはとても大きな楽器ですが 軽く弾くだけで音が出ます。 力がなくても弾ける感覚を まず身体に覚えてもらいます。 もしかすると しばらく練習がつまらないと 感じることもあるかもしれませんが いいピアノ演奏は脱力が基本です。 徹

          ピアノレッスン〜脱力

          ピアノレッスン〜練習のコツ①

          レッスンをしていく中で 生徒さんに必ずお伝えすることがあります。 一つは、 楽譜の最初から最後までを何回も繰り返す 練習はしないこと。 これは曲の後ろの方になればなるほど 集中力が下がり練習の質が落ちてしまうから。 もう一つは、 間違えた時に一番最初に戻って弾き直す ということをしないこと。 これも最初だけ上手になり 後半になればなるほど思うように弾けない ということに繋がってしまうから。 どちらの練習方法にも共通点があり ピアノが大好きで真面目な生徒さん に多いと感じ

          ピアノレッスン〜練習のコツ①

          ピアノレッスン〜音のバランス

          レッスンをしていると あれ?間違えた? という様子で演奏を止める生徒さんが いらっしゃいます。 右手と左手が一音ずつや 右手が一音で左手が和音という曲より もう少し進み、メロディが複雑になり 伴奏も音が増え始めると あれ?と感じることが あるような気がします。 そのような時は楽譜通り正しく 弾けているのですが 左右のバランスで 間違えたと感じます。 メロディは大きく伴奏は小さく ということではなく 重なり合った音の中で それぞれに濃淡を つけられるようになると 解決して

          ピアノレッスン〜音のバランス

          ピアノレッスン〜魅力的な音

          レッスンに通ってくださったことで 指導者として一番嬉しいことは 魅力的な音を出せるようになって いただけること。 楽譜通り正確に弾くことや テクニックなど・・・ そういったことも 表現をしていく上でとても大切です。 が、限られたレッスン時間内で 何を掴んでいただくかを 常に考えるようにしています。 音楽は声と同じだと思っています。 小声でひそひそお話したり、はっきりとした 大きな声、甘えたい時の声など 自然と抑揚がつくと思います。 声のトーンと同じようにピアノの音で 表現

          ピアノレッスン〜魅力的な音

          ピアノレッスン〜意地

          ピアノの練習が思うように進む時と 停滞してしまう時 何が違うかを考えてみた時に 意地になって練習をしているから ではないかと思っています。 部分練習をしていると あるところまでは上達を感じていたのに あるところを境に弾けなくなってきて もっと弾くともっと弾けなくなる・・・ という悪循環。 ムキになって練習しているうちに 今度は自分への怒りが込み上げてきたり。 (これは私だけかも😓) 反復練習も大切ですが ただ闇雲に続けるだけでは効果が薄れ 疲労感だけが残る気がします。 音

          ピアノレッスン〜意地

          ピアノレッスン〜楽しむ方法

          なかなか上手に弾けるようにならないと 伝えてくださる生徒さんも多く ピアノ学習者は努力を惜しまず 真面目な方ばかりと日々感じながら 楽しくレッスンしています♪ 前回のレッスンより上達していることを どのような言葉でお伝えするか考える中で もしかすると 生徒さん自身の中にある基準にこだわりが あるのかもと気がつきました。 生徒さん自身の上達基準は、だいたい 技術的なところが多いように感じます。 速いパッセージが弾けるようになったとか 転ばなくなったとか。 その気持ちは私自身

          ピアノレッスン〜楽しむ方法

          ピアノレッスン〜指番号

          ピアノのブラインドタッチと指番号を 意識できるとスムーズに弾けるように なってきます。 適当な指番号で弾いていると音楽にある 美しい流れが途切れてしまうだけでなく 思うように指が動いてくれないことで ミスにもつながってしまいます。 楽譜は読めるようになっても スムーズに弾けない時には 指番号を見直してみると 驚くほど歌うように 弾けることがあります。 合理的な指遣いによって 指が楽譜の音の先を読めるように なってくるものだと感じています。 ピアノをスムーズに弾けるようにな

          ピアノレッスン〜指番号