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第134回 VIP戦略を、あてずっぽうでやるな。VIPと繋がるのは、簡単なことじゃない!…だったら、何をすればいいか? 答えは一つ!

富裕層への理解が浅い日本人が、簡単に正しくVIP戦略を立てるには?

今日は【VIP戦略を仕掛けるなら、プロを入れろ】というテーマでお話ししたいと思います。

『夢と金』の中でも、かなり厚めに書いた「VIP戦略」


2023年に出させていただいた『夢と金』という本が発行部数23万部という(現代ではヒットと呼んでいい)結果が出たわけですが…その本の中で、飛行機のビジネスモデルを例に『VIP戦略』について、かなり厚めに書いたんです。

「ファーストクラスの人から大きなお金をいただいているから、エコノミー席は、あの値段で済んでいるのに、普段、エコノミー席を利用している人達の中に、ファーストクラスに対して『高い!』と批判して、ファーストクラスを潰しにかかる人いるけど、それ、自爆行為ですよ?」というアレです。

すっごい端的に言うと、自分の生活圏内、商圏、あるいは、自分が利用するサービスの中に、富裕層がいた方が絶対に得なんです。

税金で考えたら分かることだと思うのですが、あなたの村に、イーロンマスクと、ビルゲイツと、ジェフベソスと、ベルナールアルノーが住んでいたら、村の公共サービスは全て無料で利用できるのに、「村から出ていけー」と竹槍でツンツンしてしまっている…みたいな話です。

心の底から「…いや、マジで何やってんの」と思いますが、これが日本人のマネーリテラシー、ビジネスリテラシーの現状だったりもします。
#どうか次の世代を生きる子供達には受け継いで欲しくない

それもあって、世のお父さんお母さんに、そして、学校の先生方に向けて、「あんたの子供を守りたいのなら、ちょっとは勉強しなさい」とブチギレ説教をかましたのが『夢と金』です。

まだ読んでいない大人は全員読んでください。
自分がどれだけ愚かで、子供達に対して、これまでどれだけ残酷なことをしていたかを御理解いただけると思います。

「VIPサービスの仕掛人か、VIPを雇う」が一番てっとり早い


そんな本の影響があったと思うのですが、日本でも、ようやく去年の夏祭りあたりから『VIP席』というのが積極的に出されるようになってきて、「VIPを取り込むこと」の重要性が少しは広まったように思うのですが、数百社のコンサルをしていて目の当たりにするのは、「VIP商品(サービス)の設計があまりにも、あてずっぽうすぎる」という現実です。

これまでVIPサービスを作ったことがない…さらには、自分でVIPサービスを利用したことがない人が、メチャクチャあてずっぽうで「金持ちって、こんなの好きなんじゃね?」という感じで、VIPサービスを設計してしまっていて、富裕層から完全にスルーされている。

ヒドイので言えば、「劇場の最前列ど真ん中の席を王様の椅子にして、そこをVIP席として販売する」みたいな(笑)。

罰ゲームもいいところです。
そんな席、大金もらっても座りたくありません。

で、ここで「あのVIPサービスがダメだ」「このVIPサービスがダメだ」と言っていると、時間がいくらあっても足りないので、誰でもできるメチャクチャ簡単な解決方法をお伝えすると……VIPサービスの作り方が分からない人は、自分でやろうとせずに、VIPサービスの仕掛人か、VIPを雇ってください。

それが一番てっとり早い。

「追加で予算がかかるじゃん」と思うかもしれませんが、エビで鯛を釣るようなもんで、その人に50万円払うことで、1000万円を作ることができるならプラスなわけで…これ、僕が今、バッチバチにやっているブロードウェイ村がまさにそうなのですが、「あの投資家を引っ張ってくる為に、この人を雇おう」みたいな話が当たり前のようにあるんです。

VIPを雇うメリットは2つあって、

1つ目は「VIPサービスの作り方を学べる」ということ。

そして2つ目…これが大事なんですけども、「その人自体が、VIPと繋がっている」ということ。

要するに、VIPの友達に「これ、今、俺が協力させてもらっているサービスなんだけど…」と言ってもらうわけです。
VIPって簡単に繋がることができないので、これは本当に大きい。

ニューヨークで仕掛けているミュージカル『えんとつ町のプペル』は、すでに、次のステージに進むための予算をブロードウェイの投資家さん達から集めたのですが、兵庫県川西市出身の田舎臭い中年が、いきなりブロードウェイの投資家と繋がれるわけはなくて。
今回は、まさにその方法で繋がったんです。

現場のリアルな話なので、ちょっとは説得力があるでしょ?(笑)
参考にしてみてください。

西野亮廣

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