天才と凡人の区別
人類が言語を使い始めたのは１０万年くらい前だと言われています。
少しずつ、言語が発達して、色々な争いや科学技術の進化があり、現代に至っている訳ですが…
いつから、人類は「天才」の存在を認識して区別するようになったんでしょうかね。
気になりませんか😃？
ちょっと気になったので学んでみました。
● 天才と凡人
人類が、天才を区別したとわかるのは、１９世紀の末ぐらいと思われます。
どんな風に区別したかというと、天才は２つの目安があったみたいです。
１つは仕事ぶり。
１つはIQ（知能指数）テスト。
仕事については、天才が成し遂げた並外れた仕事のことで、発明や発見、創作作品などが挙げられます。
知能指数のテストは、点数で評価します。
１４０点以上のスコアを出した人が天才であるという基準があります。
このIQテストを作成したのは、アメリカ倫理学者のルイス・ターマンという人です。
この２つの目安。本当なんでしょうかね。
２つとも満たして天才なんでしょうかね？
その疑問。ルイス・ターマン自身が調査をしたことがあるので、それをみてみましょう。
●天才と知能指数の関係
ルイス・ターマンは、知能指数が１３０〜２００という高い数値を出した、満１１歳になる子供に着目して、追跡調査を行いました。
これが、なんと７０年間の追跡調査。
この調査にはある「目的」がありました。
それはある「迷信」の真偽を確かめるためです。
「早く熟れると早く腐る」
つまり…
「若くして賢いほど、大人になってから社会不適合者となる」という迷信が社会に蔓延していたのですね。
調査は色々な側面から行われました。
・肉体
・精神
・健康
・教育（成績）
・仕事の成果
・結婚生活の適応
・性格
・趣味
（などなど）
●追跡調査の結果
知能指数が１３０以上で追跡調査を受けたのは７５０名ほど。
結果は、次のようなものでした。
「目立って創造的と判断できる人物は数名だけ」
つまり、知能指数が高いからといって、創造性が高かったり、すごい発明や発見ができたり、素晴らしい芸術作品を残す天才になれる傾向はない！ということがわかったんですね。
では、天才ってどんな傾向をもっているんでしょうかね？
●天才と呼ばれる人たちの共通点
僕は「天才」と聞くと、１つのことに没頭しまくって、何日も寝食を忘れているような人をイメージします。
自分が興味のあること以外には、まるで関心を示さない人…と勝手な解釈をしています。
でも、実際は違うようですね。
人物でみていきましょうか。
◉ミケランジェロ・ブオナローティ
イタリアの彫刻家で、画家でもあり建築家でもあるミケランジェロ。
彼の有名な作品に「ダビデ像」や、「最後の審判」があります。
職業をみただけで、すでに多彩で色々なことに興味・関心があるのがわかります。
彼は、美術作品を生み出すだけでなく、詩の創作も好んでしていたようです。
◉レオナルド・ダ・ヴィンチ
画家で、彫刻家、建築家。ミケランジェロと同じルネッサンス期に活躍した人物です。
「モナ・リザ」などの名画が残っています。
（僕、パリまで見に行ったよー😉）
彼は、人体解剖や工学の分野にも長けていたことがわかっています。人力飛行機やトンネル掘削機の設計図などの、５００年前に書かれたの！？というようなメモが残っています。
しかも彼のメモは、鏡文字といって、鏡に写したように反転した文字だったんだって。（これは別の記事で書くとしましょう）
◉アルバート・アインシュタイン
彼は物理学が専門ですが、バイオリンを好んで演奏したと言われています。特に「モーツァルト」の熱烈な愛好者だったようですね。
腕前は素人にしてはなかなかだったみたいですよ。
●まとめ
ということで、天才と呼ばれる人は、知能指数だけでは測れないというお話でした。
ちなみに僕も、無料で受けられるIQテストをさっき受けてみたんだー。
結果は、こんな感じ。
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天才は、専門分野１つではなく、また趣味などの活動もしていて、幅広く知識や経験を積み重ねているようだ…ということがわかりました。
脳を沢山つかって、ネットワークが普通の人たちより繋がっているから、斬新なアイデアやひらめきに繋がったのかな〜と、僕は思います。
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