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ドイツ🇩🇪小さな街の巨大な戦争博物館📍インゴルシュタット


大学がの授業が始まって間もなかったのでやることも少なく、少し気になっていた隣町のインゴルシュタットという街の博物館へ行くことにしました。
コンパクトな街で人も少なく、ドイツに来て間もない私は「この道で本当に合っているのか??」と何度も不安になりました。小さな街と言いましたが、この街には高級自動車メーカー、アウディの本社があるそうです!
お目当てはMuseum of World War I(第一次世界大戦博物館)。想像を遥かに超える豊富な展示で全然時間が足りませんでした。というかこの戦車砲、どうやってここまで運んだのでしょう…(3階)


私が一番驚いたのはこの展示。リアルすぎます。写真で見ると明るいですが、実際は漆黒です。怖すぎてスマホのライトを照らしながら進みました。
歴史を学ぶときに大事なのは想像力ですが、実際にこうやって身をもって体感してみると、理解度が増します。
「世界大戦」というと、日本人は第一次世界大戦を想起しますが、ヨーロッパの人にとって第一次世界大戦は初めて新兵器を用いた総力戦で死者が激増し、世界大戦というとこちらを想起する人も多いそうです。
膨大な展示がありますが、知識不足で半分も理解できずとても悔しかったです。ドイツ語を学んできたとしても、こうした昔の張り紙や、言葉やデザインに隠された意味を理解することはまだまだできません…
なんと兵士の帽子にエーデルワイスの花が。エーデルワイスというと「サウンドオブミュージック」中の歌ですよね。歌の最後は"Bless my homeland forever"(祖国に永遠の神の加護を祈る)で占められていますが、戦争中にどんな意味を込めて使われていたのか気になります。

【参考】
ナチス政権による統制に抵抗した若者グループ「エーデルワイス海賊団


週末で電車の数が少なく、時間がなかったのですが、駆け足でもう一つの行きたかった博物館へ行きました。Bavarian Army Museum(バイエルン軍隊博物館)


中はとてもシンプルで、好きなようにぐるぐると歩き回りました。
私が驚いたのはこの模型。これすごく忠実に再現されている+巨大×10個くらいあります。
30年戦争、ナポレオン戦争などヨーロッパのさまざまな戦争の時に使われた軍服や武器の展示がありました。絵画もちらほら。戦争を知らない人にとって絵画はイメージを掴むのにとても重要です。絵を描いた人が見た世界を通して私たちは歴史を理解している。つまり、画家が歴史をつくる…という風にも考えられます。
武器の一つ一つに細かな装飾が施されています。
軍旗にもさまざまなモチーフが用いられてますね。勉強して少しずつ理解していきたいです。


この時はまだnoteに記録するつもりがなかったので、あまり良い写真はありませんでしたが、ここまで呼んでくださりありがとうございます🙇

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