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書く前に大事なこと。【言葉の企画2020 第4回】

悩んだ。
今回、何を書くべきなのかは、本当に悩んだ。

言葉の企画2020 第4回

今回の課題は、「チームの企画」。
劇団ノーミーツの林健太郎さんが講師。

お題は、

「年内に、せっかくだから一つ何か企画する。」
企画生が5人1チームになり、
自分たちが「本当に」やってみたい
企画を一つ、企画書にまとめる。
イベント、作品、展示、なんでも可。

育児もあり、中々講義以外の交流に
参加できていない中、
ほぼ初対面のみなさんと
「チーム」で企画をする。

率直に言って本当に悩んだし、難しかった。

なにより、育児の関係で、
打ち合わせの時間に制約をかけてしまったのは、
チームのみなさんには、
本当に申し訳なかったです。

100人の「チーム」に思うこと

そんな難しい課題だったので、
はじめに書いた通り、
何を書くべきかは本当に悩んだ。

悩んだ結果、
いつもは講義や課題から学んだことを
書いていたが、今回は少し違う切り口で、
感じたことを書きたい。

それは、
言葉の企画生という、
100人の「チーム」に嫉妬している
ということです。
(僕もその一員なわけですが…)

それはなぜか?

企画生の皆さんは、

講座で初めて会ったはずの他の企画生と
あっと言う間に仲良くなれる。

企画をする時、届けたい人はもちろん、
一緒のチームの人の気持ちや感情にも
想いを馳せることができる。

企画を実行する時も、
あっという間に色んな人を巻き込める。

そんな、「思いやり」に溢れた人ばかりの
「チーム」を見たら、嫉妬しないわけない。

今回5人のチームで活動することで、
これまで感じていた嫉妬が、もっと強くなった。

一方僕は…、正直言って、
人へ思いやりが強い方じゃない(と思う)し、
巻き込む、巻き込まれるのも
そんなに上手くない(と思う)。

(そんな人が人事をやっていていいのか?
 という問題は置いておいて…。)

のび太は優秀な人

そんな僕には、なりたい姿がある。
それは、「優秀」な人。

ただし、この「優秀」は、
頭がいいとか、仕事ができるとか、
そういうことじゃない。

じゃあ、どんな人なのか?

僕が目指す「優秀」な人を
的確に言い表した言葉がある。

それは、漫画ドラえもんの
「のび太の結婚前夜」で、
のび太との結婚を迷うしずかちゃんに、
しずかちゃんのパパが贈った言葉。

「のび太くんを信じなさい。
 のび太くんを選んだきみの判断は
 正しかったと思うよ。
 
 あの青年は人のしあわせを願い、
 人の不幸を悲しむことができる人だ


 それがいちばん人間にとって
 だいじなことなんだからね。」

なぜこれが「優秀」な人なのか?
次に、僕がこの考えに至った言葉も紹介したい。

それは、僕の故郷である長野県が誇る、
伊那食品工業 会長 塚越さんの言葉。

「優しいという字は『にんべんに憂う』と書く。
 だから優しさというのは、
 『人への思いやり』のこと
なんです。

 人を憂うことに秀でた人と書くと、
 『優秀』という字になる


 思いやりの優れた人が優秀な人なんです。」

昔からしずかちゃんのパパの言葉が
好きだったけど、なぜなのかは、
長年、自分でもわかっていなかった。

でも、この塚越さんの言葉を知った時、
「これだ!」とつながった。

「言葉で人の心を動かす」ことを
目標にする者として、
複業とはいえ「コピーライター」を
目指すものとして、
「人事」として、そして、
「家族を持つ一人の父親」として、
まだまだ行動は伴ってないけれど、
「人の心や気持ちを思いやり、言葉を紡ぐ」
ことのできる人になりたいと、
心から思っています。


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