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アインシュタインの教え

最近読んだ本に、大変感銘を受けた。

その本が出口汪氏の「2歳から12歳の脳がグングン育つ!論理の力」。

アウトプットさせていただきます。

創造的な人間を育てるためには、3つのポイントがあるとアインシュタインが述べている。

1.早期の過度な外国語教育は逆効果

外国語は、母国語の能力以上には伸びない。

外国語能力を身につけさせようと思ったら、母国語の能力を伸ばさなければならない。

その逆になれば、単なる単語の暗記に終始し、思考力が育たない。

だが、全てがいけないのではない。

英語の「音」だけは幼い時から聞かせることは大切である。

絶対音感を身につけさせるのも、3歳までにピアノを始めなければならないと言われているように、2・3・4歳は右脳で情報を処理する。

右脳が得意とするのは視覚、聴覚、触覚情報です。

言語脳である左脳が発達していない分、逆に音を聞き取る能力はものすごくあるのです。

生まれてから言語を獲得するまで、耳で聞くだけで身につけてきたのが赤ちゃんです。

耳で聞いていくことで、英語の音だって聞き取れるようになります。

英語の「勉強」ではなく、発音を聞かせることが大切なのです。

2.知識は少ないほどいい

多くの知識を与えてしまうと、何も考えずにそれを覚えることだけに力を使ってしまい、脳が育たないのです。

最小限の知識であれば、それを通して物事を考えるようになります。

ただし、何も記憶しなくていいというわけではありません。

ものを考える核となる知識は、当然必要です。

むしろ記憶するのではなく、理解をして身につけるべきものなのです。

例えば、四則計算は算数をより簡単に行うことが目的です。

その能力が未熟であれば、算数の言葉で情報を整理したり、ものを考えたりすることができません。

何のために必要なのか、本質的な知識を理解さえていくことが大切なのです。

3.受験は不要

間違わないでほしいのですが、私立のこの学校に行きたいからと受験するのは、問題ないです。

ここで問題なのは、特殊な試験勉強のために覚えることだけに特化した学習を行なっていくことがよくないのです。

受験対策として、1年も2年も特殊な勉強をやらせるのは、創造的な脳を育てるのに逆効果でしかありません。

そもそも、優秀な子は楽しみながら、余裕を持って学習していきます。

受験勉強に特化して勉強してきた子どもは、その努力にかかわらず、途中で頭打ちになってしまうのです。

自分の頭で考えさせるということを常日頃から大切にしていくことが大切なのです。

まとめ

60年以上前に亡くなったアインシュタインですが、教育に対する考え方は、予言とさえ言えます。

天才は考える幅が広い。

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