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就職活動に課外活動はいかに影響するか

就職活動において、課外活動をすることは極めて重要である。

ここで、単なる課外活動をすることが重要なのではなく、なにをどのように取り組むかが重要であることに注意をしておく。

もちろん、課外活動における業績や取り組みは、無いよりある方が良いが、必ず無ければならないわけではない。

学生の多くが、就職活動のために活動をする。また、就職活動期になると、やたらと代表や副代表、ゼミ長、幹事などが増える。

この理由として、多くの学生が、課外活動をすることが大事で、課外活動が就活のアピールにつながると考えているからだ。

私の見解では、おそらくどこの企業も課外活動をしていたか、役職についていたか、業績があるかなどは興味はない。面接を受けていて思うが、みんな似たり寄ったりなアピールをしている。

たとえば、ブラスバンドの部長をしていました。
私は、部長として、コンクールで優勝することを目標に活動していました。しかし、コロナ禍でなかなか思うように練習できない中で、メンバー同士が揉めたり、大学のルールを破ってでも練習したいと言うメンバーがでてきました。そんな時に、私は代表として、メンバーの話を聞き、今できる状況でベストな状況をつくりました。このことから、〇〇を学びました。
などである。

なぜこんなにブラスバンド部でもない私がスラスラ書けるかというと、就職活動中に少なくとも3回はこの内容を聞いたからだ。

ここから言えることは、よっぽど特殊な活動をしない限り、面接官の興味を惹くことはあまり期待できないし、周りと差別化できることはない。

では、なぜ課外活動が重要なのか。

ほとんどの学生が、就職活動の軸や業界を絞りきれないからだ。多くの学生が、就職活動をする時に、やりたいことなんてないよ。業界研究っていっても興味ないし、そもそも私の軸ってなに?って思うはず。

そんなの思って当たり前。学生は今まで、学校という小さな社会でしか過ごしていないのだから、自分の軸が無くて当たり前だし、なりたい業種なんてなくて当たり前。もし、〇〇の会社に入りたいと思ってるのは小さい時からの単なる思い込みであろう。

おそらく多くの学生が悩みながら、自己分析や他己分析、業界研究とヒイヒイいいながらやっていくことになるが、いつまで経っても、自己分析してもわからないよ。私何がやりたいんだ?ってなるのである。

そんな学生がスムーズに就職活動をするために役立つツールが課外活動なのである。
課外活動はさまざまな視野を与えてくれ、さまざまな価値観を与えてくれる。課外活動の中で、いろんな人と接するので、自分がどんな人間なのか、なにをしていたら嬉しくて、何をされたら嫌なのかも勝手に気づくはずである。
また、いろんな人と触れ合えることで、いろんな職種、いろんな人と接することになる。これを繰り返してるうちに、〇〇に興味あるかも、〇〇面白いかもと思うようになるのである。

後輩たちには、うまく課外活動を使って欲しい。もちろん、就職活動のために活動するのではなく、なにかを成し遂げたり、楽しむためにやってほしいと思う。そのような活動をしていればきっと楽な就職活動になるだろう。

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