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「1日分の鉄分のむヨーグルト」にはホントに1日分の鉄分が含まれているのか~ユキの「誰も教えてくれない大人の食育講座」part3-

久しぶりに食育の記事となります。
今までは具体的な企業名や商品名はあまり出しませんでしたが、今回ははっきり出します。メグミルク「プルーンFe 1日分の鉄分 飲むヨーグルト」です。鉄分含有の栄養機能食品の中で最も有名かと思います。
私も毎日飲んでいます。元々ヨーグルトが好きなうえに、鉄分も補えるとか控えめに言って神商品です。つーか飲みながらこの記事を書いてます(マジ)。
で、今回は「実際にこれだけで1日分の鉄分がまかなえるの?」といった記事になります。
以下はブランドサイトです。
商品にQRコードがついているのでそこからでも閲覧できます。

なお、鉄分に限らないのですが、そもそも必要な摂取量が性別および年齢で異なります。
この記事は一応社会人向けのものですので、働き盛りあたりの年齢を基準とします(後で一覧のリンクも掲載しておきます)。

まず、当商品に含まれている鉄分は6.8mg。
で、男性はおよそ7.0mgから7.5mgが推奨摂取量です。
微妙に足りないのがもやっとしますが、食事からも摂れる鉄分を考えると十分といえます。

問題は女性。もうこの書きぶりで、女性ならピンときたのではないでしょうか。
実は月経時か否かによって、推奨摂取量が大きく異なります。
具体的には、非月経時がおよそ6.0mgから6.5mg。
「あれ? 男性より少なくね?」と思われるかもしれませんが、基本的に男性の方が体格が大きいことから、大抵の栄養素は男性の方が推奨摂取量が多くなっています。
で、月経時はなんと10.5mgから11.0mgに跳ね上がります。ほとんど倍です。あえて生々しい表現をしますが、月経時は物理的に血液がドバドバでていますので、これほどの量が必要になるのです。そう、女性の月経時は例のヨーグルト1本飲むだけでは必要摂取量に足りないのです。
ちなみにこれは女性同士ですら認識の差異がありますが、一口に月経といっても出血量は大きな個人差があります。出血量が多い方はこれ以上に摂取する必要があります。
実際のところ、偏食によるダイエットをしている人はほとんどが貧血といってよいと思います。
思い当たる節がある方、その辺のコンビニやスーパーで、朝一に飲むヨーグルトのご購入、いかがでしょうか。メグミルクからお金はもらっていません

最後に、今回の記事で参照した一覧はこちら。
よく見ると、おじいちゃんおばあちゃんになっても、摂取推奨量はあんまり変わらなかったりします。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4aq.pdf


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