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夜に描く私色
自分の人生の中でこの上ない挫折というか失敗をした夜。
頑張ったのにな。何がだめだったのか。負の感情がぐるぐる。
私の気持ちが空に届いたか、もしくは空の色に私の気持ちが染まったか。
今日はそう思うようなどんよりした曇り空。
夜に描いた私の気持ちはもやもやした雨雲色。
でも、私はそれでもいいと思う。
立ち直れない日があってもいいし、自分のことを少し嫌いな日があってもいい。うまくいかなくて投げ出してしまいたい悲しい日には少し思い出すことがある。
知人が自信のない私にくれた素敵な言葉。
「あなたと一緒に過ごせないなら、行っても意味がない場所があるの。あなたといることをキャンセルするのは簡単なのよ。でもしない。それが私の気持ち。」
大丈夫とか、あなたならできるとかそういう励ましをうまく消化できないでいる不器用な私に直接ではなくてもちゃんと届けてくれたその言葉を。
私はお守りみたいにどんよりした気持ちの中にそっと抱えて生きている。
人生意外とうまくいかないし簡単じゃないな。そう思う夜だけど、
気持ちは雨雲色でいっぱいだけど少しだけその奥に暖かな色を秘めた私色。
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