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「方舟」を読んだ話。

こんにちは。
雨の日の読書が好きな yuki. と言う者です。
例えば休日に雨が降っていると、「頑張って出掛けずとも、家でゆっくりしていいのだよ…」と言って貰えているようで安心します。

とはいえ、大雨はやっぱり怖いもの。
度を越す雨雨には何卒お気をつけくださいね。

さて今日の感想本は

夕木春央さんの
「方舟」です。

初読みの夕木春央さん
大変面白かった…



┉┉ ┉ ┉    ┉


一人を犠牲にして皆が助かるか

それとも全員死ぬか


救われるのは、誰か?



┉┉ ┉┉ ┉   ┉┉


気になってた本をようやく読めたのですが
読み終わったあと、
すごいものを読んでしまったどうしよう。と
あわあわ していました。

ラストの衝撃にぶん殴られる
叫び出しそうになる
究極の、トロッコ問題…!

初っ端から不穏な空気満載だし、特殊すぎる環境の中で、なにもかもが謎の殺人が起きて、これは一体どういう風に収拾が付くんだろうと思っていたら…
とんでもない結末だった。
もう絶対良い終わり方のはずないからどんなラストになっても地獄なのでは?と思いながら読んでいたけれど、想像以上にやばめでした。
「今の時代ならでは」と言いたくなるミステリ。

読めば読むほど続きが気になって、止められず一気読みしてしまいました。
読み口がライトで展開も早く、話がポンポンと進んでいくので読みやすかったのもよかったです。

どういう感想を書こうとしてもネタバレになるやつ!なんもいえねえ!と思って当たり障りの無いことばかり書くと、衝撃がなかなか伝わらりづらいのが悩ましいところですねえ。
確かなのは、不謹慎な表現かもしれないけど
「質の高いエンタメを読ませてもらった!!」という気持ち。
興奮せずには消化できないと言いますか。読んだあと、ギラギラしてしまうぞ…

実写映画化や漫画化など、色んなメディアに合いそうな内容だなと思いました。



それにしても こういった「閉鎖空間で起きる殺人事件」というクローズドサークルの中で、
動機や必然性のあるロジックが申し分なく「なるほど…!だからこうなるのか…」となる推理小説を読むたび、物語が破綻しないことにいつも感嘆しかないのです… うーん凄い。


あ。それとこれは完全に個人的で現実的な所感だけれど、そもそもこんな建物の中に物見遊山で入って行ってなおかつその場に留まろうという感覚が分からなさすぎるわ〜普通に嫌だし怖すぎるわ〜
という意味でのゾゾゾもいっぱいでした。笑

夕木さんの本、お次は「十戒」です!
たのしみ。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

それでは!

「方舟」を読んだ話。

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