見出し画像

誰でも足を速くさせられる!100mを10秒台で走る人が教える、5つのポイント①

こんにちは。
誰しも一度は考えたことがある欲望の一つ、

「足が速くなりたい」(自分が)
「足を速くさせてあげたい」(誰かを)

今回はそのことについて、2つの記事でご紹介しようと思います。
1つ目の記事では「考え方」を。
2つ目の記事では「5つのポイント」を。

誰でも簡単に理解出来て、
簡単に教えられる、
すぐ実践できる、意識するポイントをお伝えします。

僕の話

まずお前は誰だ、というところから。

僕は小学校~大学までの10数年間、
陸上競技の100m走をやり続けてきました。

小学校の時からたまたま足が速くて、
当たり前のように陸上競技の100m走を始め、
そこから大学卒業するまで、ずっと0.1秒のタイムを縮めるために努力してきました。

初めて100m走のタイムを計ったのは小学6年生の時。
その時は確か、13秒69ぐらいだった気がします。
自分が住んでいる市の小学校対抗の陸上競技大会。
今までは自分の小学校の運動会の中で、周りから「足が速いね」と言われていただけだった人間が、
初めて広い海に出て他者と比べること、学校の代表として競い合うこと、
その楽しさと高揚感を初めて感じた瞬間でした。

そこから100m走にどっぷりはまり、
中学生では11秒0
高校生では10秒8
大学生では10秒7
という記録でした。

また、大学では体育学部で学んでいたので、
「速く走るためにはどうすればよいか」
そのことを論理的にも、感覚的にも、突き詰めてきました。

皆が捉われている固定観念

ずーっとある程度人より速く走ることができたからというわけではないのですが、
よく耳にする嫌いな言葉があります。

「足が速いのは才能だよね。」

確かに、才能は必要です。
というか才能は最も重要な要素です。
そこは否定しないです。
でもそれはオリンピックや世界陸上で戦うレベル、
10秒前半~9秒台に入るレベルで戦う選手の話。

いまこの記事を読んでいる人は、
そんなことを目指している人ではないですよね?
もしそこを目指しているのであれば、
こんな記事ではなく、本格的なトレーニングを積むことをお勧めします。笑

この記事を読んでくれている人は、
 少しでもいいから速く走れるようになりたい。
 速く走ってみんなからモテたい。
 リレーの選手に選ばれたい。
 部活の教え子を速くしたい。
 息子(娘)が運動会でいい成績をとれるように教えたい。

というような思いではないでしょうか。

なので、難しいことではなく、
そういう人たちの少しでも力になれるように、
簡単なポイントをお教えしたいと思います。

誰でも、100m走は10秒台で走れる?

結論から言います。
まず、意識を変えましょう。
足が速いという称号は、限られた人だけのものではないです。
思い出してください、今まで「足を速くすること」を教えてもらってこなかっただけなのです。

「誰でも足は速くなります。」

というか100m走を10秒台で走っていた僕が現役時代に思っていたことでもありますが、

「誰でも10秒台で走ることはできます。」

そんな馬鹿な、、、という声が聞こえてきますね。
そうですよね。信じられないですよね。
どんなに練習したって速くならない、そんなことって本当にあるんだろうか、
皆さんのご意見、ごもっともです。

でも何事もそうですよね。
人は理解できないことは絶対に実現できません。
多分多くの人は100m走を10秒台で走れるイメージを今まで持ったことがないはずです。
だから走れないだけ。
それだといつまで経っても走ることはできないです。

「10秒台で走る必要なんてないんだけど、、、」
そうですよね。
そんなレベルまで思う必要はないです。

でも今まで一度でも、
「速く走れるというイメージ」「速くなった自分を思い描く」ことはありましたか?

「イメージを持ちたくても持てない!」
そうですよね。
でもそこをまず持ちましょう。

イメージを持つために必要な考え方を中心に、
速く走ることを分解していこうと思います。

あくまでお伝えすることは基本中の基本です。
誰にでも理解できるようなことじゃないと意味がないから。
でもそこが本当に重要なポイントなのです。
基本だったり、物事の本質を理解した上でないと、
練習したってうまくいかない、
教えたって子供を速く走らせることはできない。

でも本当に少しのポイントや意味を理解すること、伝えることで、
驚くほどいきなり伸びる。
そこを教えたいと思います。

なので、細かいトレーニング方法や筋力トレーニングの手法などは一切触れません。
それは頑張ってください。それは頑張るしかないから。

まずその一歩手前のところからお伝えします。

この記事で伝えたい「速く走る」ということ

僕がここで一番お伝えしたいのは、
まず速く走るということがどういう事かを理解するということ。
本当の意味で「速く走る」という方法を、
今まで習ってきたことのない皆さんに、
「速く走るために必要なポイント」をちゃんとお伝えしたいです。

ちなみに今までちゃんと走ることを習ったことのない人や、
運動会でいい成績を残したいぐらいの子供たちの方が、
より効果が出やすい話だと思います。

是非、試してみてください。
それでは始めます。

まず最初に頭の中にしっかり入れておいて欲しいこと、
速く走るということがどういうことなのか。

これは、
一定の距離をどれだけ速く走り抜けられるか
ということです。

当たり前のことですよね。何を言ってるんだと。
でも本当にこの認識って重要なんです。

100m走で話をしますと、100mという不変の距離を、
どうやって速く走るか(走り抜けるか)ということなんです。
距離は変わらないんです。その距離の中でどう速く走るかという勝負なのです。

距離が変わらないんだから、変えないといけない要素って絞られますよね。
そう、それは「ピッチ」と「ストライド」
「ピッチとストライドの掛け合わせ」が走るという行為なんです。
ここもポイントですね。
「掛け合わせ」なんです。どっちかが優れているだけじゃダメなんです。
どちらも重要で、バランスなんです。

急に専門用語が出てきたとお思いの方、
細かく解説していきますね。

「ピッチ」と「ストライド」

「ピッチ」は回転数のこと。 ※僕はこれに加えて接地時間も含んでいると思っています。
「ストライド」は歩幅のこと。

回転数というのは足が回転するスピードのこと。その回数です。
接地時間というのは地面に足の裏がついている時間のこと。

歩幅というのは一歩でどれだけの距離を移動できるかということ。その幅です。

回転数はただ速く回せばよいということではないですよね。
回るのが速くても、意味がない。
だって目的は速く回すことではなく、前に進むことですから。
接地時間(足が地面についている時間)は短ければいいというわけではないですよね。
接地時間は短くしようとするとうまく力が地面に伝えられないのです。
力が地面にうまく伝わらないというのは、地面から力をもらえないということですから。
歩幅はただ広げればいいというわけではないですよね。
歩幅は広げようとすると回転数が落ちてしまいます。
回転数が落ちるというのは動きを遅くするということですから。

全て相関関係がある、重要なファクターであることがわかりましたか?

歩幅の話をもう少し続けると、
大体100m走を10秒で走り切る人は、45〜50歩の間で走り抜けます。
なので、歩幅という観点で見ると、
1歩で2m以上の距離を移動しているということですね。
※もちろんスタートしたときは1歩で2mは無理なので、徐々に歩幅は広くなっていくものです。

回転数/設置時間という話をもう少し続けると、
100mを10秒ピッタリで走る人が45歩だったとすると、
1歩0.22222…秒で回転しているということですね。

そのあたりを感覚だけではなく、
物理的に認識することはとても重要なことです。

さて、長々と書いてきましたが、
その辺りの意識や考え方を頭に入れて置きながら、
2つ目の記事では、5つの要素に分けてポイントをお伝えしていきたいと思います。

①姿勢
②腕振り
③顔
④もも上げ
⑤足の裏

2つ目の記事も近いうちに書きますので、是非ご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?