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無情の雨

鼓動がおさまらず
涙が止まらない
ただ、呆然と立ち尽くした

無情の雨がナイフのように
突き刺さる

いつの間にか
人混みの中に立っていた
非難の瞳、疑念の声に
うずくまる

名前も知らない顔・顔・顔
けれど
僕は知られている

他人によって
情報は錯綜する
真実は操作される

届かない声は
息を潜めて
立ち尽くす



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