見出し画像

地学基礎の「アプリを使って地球の大きさ(円周の長さ)を調べてみよう」をやってみた

使ったコンテンツ

・Google Form ・・・ レポート用
・Google Spreadsheet ・・・ データ共有用
・Google Map ・・・ 緯度経度と二点間の距離を調べる

方法

1.まず、Google Map を使って任意の地点(二点)の緯度、経度を
  調べる。(ただし任意の二点は同じ子午線上にする。経度を調べるのは
  そのため。)
2.緯度、経度を調べたらGoogle Map上で「距離を測定」をタップし、
  二点間の距離を測定する。
3.緯度の差(角度)と距離からエラトステネスが紀元前3世紀に計算した
  方法で地球の周囲の長さを計算する。
4.任意の二点の地点名、緯度、距離、計算結果をGoogle Spreadsheetに
  記録し、他の生徒の結果も合わせて考察する。

上手くいったこと、そうでなかったこと

上手くいったこと(よかったこと)

・Google Formでレポートの回収をしたので、提出の有無を回答数と
 出席者数を見ればよいので確認しやすかった。
・添削がしやすい。
 紙ではないので、添削時のミスの修正ができる。
・生徒で教えあうので、寝る生徒や眠そうにしている生徒は皆無。
 生徒のみで学習する授業がしたかったので、これが良かった。

上手くいかなかったこと(今後の課題)

・共有化したSpreadsheetのアクセスに苦労する生徒がいた。
 これはスマートフォンの影響があった。
 また、共有化しても他人のデータの二点がわからないと計算結果のみが
 考察材料にしかならなくなってしまう。
・やり方についてはスマートフォンのスクリーンショットをもちいて説明
 したが、緯度経度を調べることや二点の距離を調べることができない
 生徒がいた。
 Google Mapではモールやテーマパークなどを任意の地点にすると、その
 モールやテーマパークのサイトにとんでしまうことが原因だったので、
 若干ずらして地点設定したもらった。
・緯度経度は100万分の1度まで提示されるので、どこで切るかは教員の
 案配になる。ただ小数未満切り捨てにすると計算結果の誤差が広がるた
 め、どのあたりにすると良いかは難しい。
・スマートフォンで行うので、ササッと終了する生徒と悪戦苦闘する生徒の
 差が大きい。早く終わった生徒はそうでない生徒に教えるので、暇を持て
 余すような生徒は少ないが、元々コミュニケーションをとることが得意で
 ない生徒が早く終わると、その状況が発生する(発生した)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?