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北京で迎春2023

皆様、新年あけましておめでとうございます。
どんな2023年を迎えていらっしゃいますか。

私たち一家は北京の自宅で年越しそば
(今年は事前にネットで手に入れた「どん兵衛」で楽した笑)
を食べながら紅白を見、日本各地の除夜の鐘を聞き、
新年はおせちをいただきながら、静かなお正月を迎えました。
私にとっては中国に嫁いで19年目のお正月です。

子供が小学校に上がる前までは
毎年お正月は日本に帰省していましたが、
子供が中国の現地小学校に上がって以降は、
こちらの学校の元旦休みが短いため、
中国でお正月を過ごすようになってはや8年。
見よう見まねで中国でおせちを準備するようになりました。

中国では、おせち料理の材料はネットで購入するのが便利。
年末はコロナの影響で運送が乱れることを想定し、
11月11日のオンラインセールで運送がピークを迎える前から
正月用品の買い出しをスタートしました。

一番早く購入した正月用食材は三つ葉。
北京では三つ葉は普通の市場ではなかなか手に入らないので、
一昨年は12月にタオバオのオンラインショップで
三つ葉(中国語:鸭儿芹)の苗を購入しましたが、
運送途中で凍結し、届いた時には。。。

ということがあったので、今回はその教訓を生かし、
本格的に寒くなる前の11月初旬に苗を購入し、
2か月近くベランダで育てました。

日に日に大きくたくましく茂っていく三つ葉を見ながら、

「日本のスーパーで売ってるのは
 もっと茎がひょろ長くて色も淡いよねぇ。
 これ、本当に三つ葉かなぁ?」

と疑問に思わないでもなかったのですが、
どんどん新しい葉っぱが出てきていたので、
お正月には葉が開いたばかりの三つ葉を収穫し、
お正月のお雑煮の上に飾ってみました。

お味は、うん、確かに三つ葉のお味。
ふだん北京では食べられない味を
お正月に食べられて大満足です。

我が家は京風の甘い白味噌に丸餅が入ったお雑煮。
実家の味はすでにうろ覚えですが、
イメージで作ってます。
鶏肉でだしを取って、細い正月大根と金時人参、
そして三つ葉とゆず、イクラを飾ってましたが、
ゆずが手に入らないので、キンカンで雰囲気だけ出してます。
イクラも手に入りにくいので、とびこで代用。

今年は…どうせ昆布でだしを取るなら、食べちゃおう!
ということで、結び昆布でだしを取り、
そのまま雑煮の具にしちゃいました。
これ、楽で、無駄がなくて、SDGSじゃない?
子供たちは昆布が好きなので、ちょうどいいです。
(はい、私は適当な性格です笑)

12月中ば以降、我が家は娘に始まり、
息子、夫、そして最後は私も発熱し、
しばらく一家で家にこもっておりましたが、
お正月前には一番後に発症した私もほぼ回復し、
なんとか無事に新年を迎えることができました。

今年は新たな気持ちで、
家庭も大切にしながら、自分を整え、
一歩一歩新しいことにも挑戦していけたらと思っています。
今年の私のテーマは「整える」です。

皆様にとりまして、
2023年が素晴らしい一年になりますことを
心よりお祈りいたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

↓今年のなんちゃっておせち@北京

基本、重箱に詰めたら何でもおせちでしょ、
ということで、オクラとかキュウリとか入ってます。
(2日目は、あいたお重のひとつは果物や鴨肉ハムで埋めてます笑。)
昆布巻きは、これまで中国で手に入るものを色々探しましたが、
練り物を昆布で巻いた「丸滋」のおでん用冷凍昆布巻が
見栄えがよく、子供も好きなので、去年からこれに落ち着いてます。
もともと味がついてるので、煮る時はごく薄味でOK。

数の子(数魚籽)はネットで1本ずつ真空パックになっている
数の子を購入できるショップで4本購入。
解凍するだけで食べられて便利だし、
コリコリした食感も健在。
意外にも子供や夫が食べるので、
来年は6本ぐらい購入しようと思います。
年末近くなると売り切れるので、11月の出始めに購入するのがよし。

ここ数年、芋のセレクトを間違えて
オレンジの栗きんとんになったりしていましたが、
今年は市場で手に入るオレンジと白の2種類の芋をブレンドし、
ちょうどよい黄色になりました。
娘が裏ごしを担当、口当たりもGoodです。
栗の甘露煮は、丹東省のショップで11月に購入しましたが、
コロナの運送規制で1か月以上発送されず、
もうこれは年内には届かないかと心配しましたが、
ギリギリセーフで届いてよかった!

逆にネットで購入したゴボウはいまだに届かず。。。
意外かもしれませんが、ゴボウ、北京の普通の市場には
出回っていない食材なんです(大きい卸売市場にはあります)。
食材豊富な中国なのに、ゴボウはあまり食べないんですね。

ごまめはネットで入手した丸友(マルトモ)の煮干しを使用。
近所の市場で購入したクルミ入りです。
黒豆も近所の市場で買ったのですが、サイズが小さめだったので、
来年は大きいのを買ってみようと思います。

かまぼこはタイ輸入のSANKIの冷凍かまぼこです。
海外のおせちはワールドワイドですね(笑)
日本ではかまぼこの冷凍なんて、って思うでしょうけど、
こちらでは通常手に入りにくいかまぼこ、ちくわ、納豆なども
冷凍物ならネットで手に入ります。
かまぼこを手綱にしようとしましたが、
冷凍のは弾力がなくて断念。
市松っぽくしてみました。
北京でも冷凍でないかまぼこ、どこかで手に入るのかな?
日本人の多い地域にはあるのかしら?
ご存じの方いらっしゃれば教えてください!

今年のおせちは早めに必要材料を購入したため、
例年よりはバタバタせずにすみました。
それと、普段は全く手伝ってくれない息子が
「手伝おうか」と声をかけてくれ、
中華グワイの皮をむいたり、
お煮しめの飾り切りをしてくれたりして、
ずいぶん助かりました。
どうやら細かい仕事が好きみたい。
おせちって特に難しいことはなくても、
各種食材の購入と下準備に時間がかかりますものね。

料理は得意でない私ですが、
お正月だけは頑張っておせちを準備することにしています。

中国で生まれ育つ子供たちが
一緒におせちを作ったり食べたりすることで
日本を感じてくれたらいいなと願っています。

2023年、良い一年になりますように。。。!

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