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関わり方をデザインする

※メルマガvol.12より転載。

こんばんは!
いかに健康で幸せに長生きできるかという壮大なテーマが最近の興味関心ごととなっています、荒武です。
目の前の幸せを噛み締めながら、心身ともに健やかに人生を送っていきたいものですね(悟)

写真は、荒武デザインの看板が稲取の町中に掲出されたというものです。
カラー選定など紆余曲折ありましたが、トーンはシンプルな方が稲取の町並みに馴染むかなと考えて制作させていただきました!

さて、先週のリノベーショントークイベント参加者から、空き店舗や商店街を使った面白い動きを仕掛けていけないか?というご相談を受けはじめていて、いい流れが稲取にやってきそうな予感がしてきました。
このワクワクをどう関係者の皆さんはじめ東伊豆や稲取に関心がある方たちにリアルタイムで共有していけるのかをもう少ししっかり考えたいところです。
そこで今日はリノベーションまちづくりの第一歩となる小さな火種(プロジェクト)が生まれ始めているので、これをどう焚き付けていくのか?今後の荒武の動き方についてお話をしたいと思います。

◎リノベーションプロジェクトを加速させるための立ち回り方
まず、リノベーションまちづくりにおける荒武の立場をはっきりさせておこうと思います。
湊庵プロジェクトは我々が手がけるリノベーションプロジェクトで、稲取の暮らしを旅する体験を様々な形で提供していくサービスです。
マーケティング的には他のリノベーションプロジェクトが稲取で発生するとそれは競合となるので、そういったプロジェクトが発生するよう促すのは避けるべきなのでは?という見解もあるかと思います。
ただ、湊庵立ち上げの原点は「港町の風情・町並みが失われていくことへの問題意識」なので、できる限り今の町並みを維持&更新してくれる他のリノベーションプロジェクトはウェルカムなのです。(その分湊庵は独自の路線を進む必要がありますね。。。)

湊庵の事業を高回転させることはもちろん重要な目標ですが、一事業所が地域全体のリノベーションプロジェクトをカバーすることは難しく、共感し合える関係性やコミュニティを作りながらみんなで町を整えていくという意識のもとリノベーションまちづくりに取り組めるといいだろうなと思っています。
それなので、荒武はできる限りリノベーションプロジェクトのオーナーさんとは、一人一人とお近づきになり、事業開始の意向やコンセプトについて意見交換していくというおせっかい戦法を取っていきます!
オーナー同士できる限り考えを擦り合わせて事業展開したほうが、集客や収益などの結果をシェアできるからです。
あらゆる分母が少ない地方でうまくやるためには事業者同士の排他的にならない流動的な結束力を高めていく必要があります。
事業始める方にとっても地域で味方が多いほうがいいし、地域にとってもブランドイメージの焦点が集中している方が得られるメリットが大きいと思います。

余談になりますが、これからは特に「町並みの更新」が今後のテーマになってくると思うので、真鶴町が導入している「美の基準」のような景観条例の整備ができないか?とこっそり考えています。

ちなみに地域のリノベーションプロジェクト支援をやるのはいいけれど、しっかり実入りを考えていかないとなので、地域貢献とビジネスの両輪を回すことを意識してやっていかなくてはいかん。ということは肝に銘じながら進めます。


◎小さな火種を焚きつける「関わり方のデザイン」
前半はリノベーションプロジェクトが立ち上がろうとしているというお話でしたが、それは「やってみようかな?」というくらいの、まだまだ小さな動きであったりします。
この小さな「やってみようかな?」をどのようにして実際のアクションに結びつけるのか?のヒントになると思っているのが、アクションの意志を持ってくれている人を「一人にしない」ということです。
簡単に言うとチームを作るということで、発言における責任感や期限を守るように意識付けされ一人のときよりも格段にプロジェクトを「自分ごと」として捉えられるようになるよね、という気づくと退路が断たれているという状況が出来上がるという戦略です。
オーナー側の退路の絶ち方はなんとなく見えてきました。
では、肝心なプロジェクトに関わろう、チームに加わろうとしてくれる人たち(ここではこの人達を関係人口と呼びます)はどのようにしたら現れるのでしょうか?
「関わり方をデザインする」ということ、ここが今日のテーマの最大のポイントです。
こちら答えが見えていないところなので、今後実践していこうと思っている戦法について深く考えていきたいと思います。
その戦法は、関係人口に対して明確な役割・ポストを示す「一本釣り募集型」で、ある程度スキルや興味関心ごとを把握した上で信頼関係を構築した人にプロジェクトに関わってもらうというやり方です。
これならプロジェクトオーナーと関係人口との間にミスマッチが起こりにくく、橋渡しが円滑に行われるはずです。
また、マッチング後にプロジェクト進行を管理するマネジメントを担う人も必要になってくるかと思います。
このポジションにはあえてまだ経験が浅い大学生が入ったりすると、マネージャーをチームが支えるという構図が生まれ、よりチームに結束力が増すかもしれないなと考えたりもしています。
これには、関係人口サイドとプロジェクトオーナーサイドへ綿密なヒアリングが必要になってくるかと思います。
マッチングしてからも橋渡し役の定点観測はやっていくべきで、プロジェクトが前に進むようにサポートしていくことが必要です。
実際こちらを読んでくださる方々の中に、湊庵プロジェクトのサポートで関わってくださっているプロボノチームのみなさんもおりますが、今回のサポートを受けてプロジェクトに関わってもらうことの意義や心強さを強く感じることができたので、この実体験をうまく地域の別プロジェクトにも当てはめられたらいいなと考えているところです。
とても素敵なメンバーのみなさんなので、今後も形が変わっても関わり続けてもらいたいと願っています!

関係人口とローカルプレイヤーのマッチングは、今後もまちづくりの打ち手として重要になってくると思うので、意識しながら取り組んでいきたいと思います!!
今週もありがとうございました!


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