クライアントとのコミュニケーション

企業法務の案件でも一般民事の案件でも、まず最初にクライアントとゴールに関する認識を共有することから始めます。

弊所の場合、企業法務に関しては、IT系のスタートアップからのご相談が多いので前例がないビジネスモデルのリーガルチェックの案件が比較的多めです。

出来る限りクライアントが望むビジネスモデルが出来るように商流や座組を考えますが、どうしても法規制に抵触してしまう可能性があるケースが一定数発生します。

そのような場合、どストレートに「御社の希望のスキームでは●●法●条の●●に関する規制に違反するor違反するおそれが高いので無理です」と伝えてしまうとクライアントからの気持ち的な意味での反発を招くことがあります。

クライアントからすれば、一生懸命考えてきたビジネスモデルなので、それを関係値が無い弁護士からスパッと切られてしまうと感情的にはどうしても不快感を感じてしまいます。

最終的にはピボットせざるを得ないにしても、
・クライアントがなぜそのビジネスモデルで事業を行いたいのか
・相談に至るまでにどのような苦難があったのか
そういった辺りには配慮が必要だろうなと思う今日この頃です

一言でいえばコミュニケーションなのですが、
どこまでいっても「人と人との付き合いであること」は忘れないようにする必要がありますね。


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