書籍ランキング#13
今年からはマイペースにやっていく書籍ランキングです。
去年のように無理やり10冊選ぶのではなく、本当に紹介したいものに絞って書いていこうと思います。
どんな状況でも月に10冊以上のビジネス書は読めたし、ランキングは毎月書けたので、人間やればできるんだなという自信ができたのが、カタチを変えるキッカケでした。
それでは、いつも通りどうぞ!!
【ルール】
1,漫画は入れない
2,小説は入れない
3,その月に読了したもの
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3. ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング
著:小島英揮
著者は元々AWSのマーケティングを担当者です。
コミュニティマーケティングとは、何ぞやというのを教えてくれます。
僕が良いなと思ったのは「コミュニティを通じて売る Sell though the community」というフレーズです。
人は自分のお気に入りのものを、誰に言われるまでもなく、自分から他者にお薦めしたり広げてようとする。これは今のSNSマーケティングの本質的な部分なのかなと思いました。
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2. ファンベース
著:佐藤尚之
まず、ファンベースとは「ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく」考え方です。
次にファンとは「企業やブランド、商品が大切にしている「価値」を支持している人」のことをこの本では、定義しています。
この中で言われている「コアなファンのLTVを向上させるのが、一番安定しますよね!?」という問いに、僕は大きく納得感がありました。
売上の比率が偏りすぎると危険だというのもわかるのですが、業界の巨人たちのように、誰にでもサービスを届ければ良いというものでもないので、キチンとコアファンをキャッチしながら、普及していくことで、事業を安定させていく考え方は、ベンチャーで戦っている会社には必要だと思う
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1. D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
著:佐々木康裕
既に今年の優勝作品だと思ってます。
なんか色々と書くよりも、とにかく読んでもらいたい本です。
そもそも、昨今騒がれているD2Cブランドとは...
新しい消費の価値観を持つミレニアル世代以下のターゲットに対し、ユニークな世界観を下敷きにしたプロダクトとカスタマーエクスペリエンス、SNSや店舗を通じた顧客とのダイレクトな対話、垂直統合したサプライチェーンを武器に、VCから資金調達を行い、短期間に急成長を目指すデジタル&データドリブンなライフスタイルブランド。
これだと、なんのこっちゃ、わかりません。
ただ、この内容を分解しながら、説明してくれます。
ⅰ. 顧客との関係
ⅱ. ものづくりのプロセス
ⅲ. ブランディング・人材・組織
ⅳ. プロダクトの売り方
D2Cブランドの「顧客=仲間」というフレーズや、モノとの心理的な繋がりという点で、既出のファンマーケティング・コミュニティマーケティングとの関連性が見て取れます。
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2020年のキーワードは勝手にコミュニティマーケティングだと思っています。今回の新型ウイルスの影響で実感しましたが、マスに向けて投下するための在庫管理やPRの仕方だとベンチャーは生き残れないし、そもそも大手企業とは戦えません。
そして、これからもっと伸びてく新興国企業との差別化も含めて、パレートの法則は大いに参考にしたら良いと思います。
物があふれる時代に取り残されないように、自社のファンにもっと満足してもらい、コミュニティを広げらていくような、目線が必要なのではないでしょうか。
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適当にやっておりますが よろしくお願いします