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月収、数百万円 「配信バブル」 に視聴者はついていけるのか?

初めまして。安室有希です。
時代の流れと共に「Youtuber」「プロゲーマー」に続き、「ゲーム配信者」が職業としてある程度確立されてきました。世界トップレベルの配信者だと月収が5000万円を超えるなんていう話も耳にします。

そんな配信者を巡った配信プラットホームのあれこれを(日本を中心に)簡単にまとめます。

以下はプラットホームの簡単な説明なので、「知ってるよ!」って方は
下の目次から個人の見解だけ読んでくだされば結構です。

Twitch(現在、おそらく最大手)

Amazon.com Inc.を運営母体としてTwitch Interactive Inc.によって運営されている配信サイト。新しいデータが見つからなかったが、2015年時点で1ヶ月あたりの配信者数が150万人、視聴者数に関しては1億人を超えた。

大まかな機能としては、ログインすることで
・コメント
・プラットホーム内通貨にて配信者に投げ銭(チップ)
・配信者へのスポンサー登録(サブスクライブ)
を行うことができる。

OPENREC

株式会社サイバーエージェントを親会社に持つ、株式会社CyberZが運営する配信サイト。主に国内最大規模のイベントであるRAGEの配信が強みとしてあげられる。また、特定チームのプロゲーマーの配信も行われる。

MAU(月間視聴者数)は2017年5月時点で140万人、2018年には200万人を超えた(こちらはソース不明)。

大まかな機能
・大体一緒

Mixer

こちらはマイクロソフトを運営母体とする配信プラットホーム。
世界的配信者のNinjaShroudTwitchから移行したことで大きく話題になった。MAUは1000万人を超えた。独自のプロトコルを採用することで、低遅延で配信者と(限りなく)リアルタイムでの相互関係が成立する。

大まかな機能
・大体一緒

Mildom

運営はDouyu(出資はテンセント)の中国資本による配信プラットホーム。「配信するだけで時給500円」という売り文句で一躍話題になった。最近では有名配信者のTwitchからの移行も見られる。

Mirrativ

株式会社ミラティブが運営してスマートフォンアプリ。特徴としてはスマホ限定で配信をすることができる。また、利用者のうち配信者が20%を越え、スマホゲーム配信者数日本一を突破した(ミラティブ調べ)

個人の見解

1消費者的にはぶっちゃけ、どのプラットホームでもいいんです。
まあ、Twitchだと楽だなぁとかYoutubeLiveが気軽に見れるなぁなんて思うわけですが。それでも、好きな、あるいは面白い配信者がいればどのプラットホームでも見ます。配信者のモチベーションにつながるプラットホームが一番ですし、それで良いものを作ってくだされば私たち消費者は得しかないので不満はありません。

何でこんな文章書いたのかって。不満があったからです。
消費者側から一番困るのが、配信者が分散することです。

おそらく、

「A氏の大ファンでA氏しか見ません!!!!!」

という方も一定数いるでしょうが、多くの配信を見ている視聴者は

「A氏が配信してれば見るけど、してなかったらB氏を見る」
「A氏もB氏もしていなかったらC氏を見る」
「C氏もやってなかったら誰でもいいから面白そうな人を見る」

という風に言い方が少々悪いですが、優先順位があって視聴をしているのではないでしょうか。(少なくとも私はそうです。)

おそらく、このABC氏のファン層はある程度共有されています。
ベン図をイメージしてください。(多分)こんな感じです。

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また、ABC氏は人によって違います。
でも、あなたの好きな配信者である、A氏がTwitchで、B氏がMixerで、C氏がニコニコ生放送に基盤を分散させたらめんど・・視聴に手間がかかります。

まだ、多くのプラットホームは常に大勢が配信している状態とは呼べません。それ故に、大手配信者が移行したからといって素直に「じゃあそっちで見ます!!」とはならないのはこのファン層の被りに一因があるはずです。

「A氏はいなくなったけど、B氏もC氏もいるし・・・・」

みたいな。それ故に依然としてTwitchがユーザー数で大きなアドバンテージを握っていると言えます。


Amazon VS Microsoft VS テンセント etc..
プラットホームが乱立し、大怪獣が殴り合ってます。

それぞれに長所はあります。
配信者がどこで配信しても個人の勝手なのですが、ファンがどこまで自分個人のファンなのかを見極められないと痛い目を見るのではないかなぁ・・・

なんて思ってます。

だから、視聴者は無意味に振り回されるのではなく自分の好きな配信プラットホームで、好きな配信者たちを応援してあげてください。多分、いつか落ち着く所に落ち着きます。



後半投げやりですが、お付き合い頂きありがとうございました。
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