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投票と教育

定期購読マガジン7月最初の配信です。

今回はPENITENTの話はお休みにして久しぶりに少し経営についてのお話を。
(すみません、そういうのが読みたくて購読してる方などもいらっしゃるのは分かっているのですが新店の話がどうも多くなってしまっていて。罪滅ぼしというわけではないですが昔のような内容をお届けします)

このマガジンはカフェ経営の話をするものです。全て僕の体験から生まれたもので、嘘偽りはありません。読んでもトクはありません。
あくまで僕のフィルターを通したものを読者の皆様に追体験してもらう内容となっておりますので役に立つかどうかは分かりませんが、何か意味は感じてもらえるかと思います。
現在は8月にオープン予定の東京のカフェのメイキングが多めとなっていますがどうでもいい話や他では言えないことやカフェの作り方、継続の仕方のようなハウツーのようなうさんくさい話もあったりします。
よかったらご購読お願いします。

消費という投票

僕らは日々消費行動をしています。交換ということもなくはないですが、基本的はお金を介在させた消費行動です。
山口周さんのお言葉を借りるなら、消費行動はゆっくりと小さな単位で起こる「破壊(スクラップ)行為」なのですが、そういう側面は今回は横に置いておくことにします。

商品やサービスに対して、消費が一種の「投票活動」であるというのは大昔から言われてきました。自分が票を入れれば入れるほどその候補者は長生きできるようになります。

要はお金を使えば使うほど販売者の事業と生活を多少なりとも支えることができるようになるということで、応援したい商品や人にお金を使えば使うほどその商品の「持続可能性」が生まれます。
僕らのような飲食店であればお店を長く続けることができるようになります。

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