この時代でどんな仕事をするか
定期購読マガジン2月3本目の配信です。
(この記事は途中から有料です)
コロナ禍で一時ゼロになった(ゼロにした)スタッフもまた増えてきたし、東京店舗もこれからスタートする(こちらもスタッフ採用があります)ので今日は「いい仕事とは何か」について考えてみたいと思います。
読んでくださっている方も自分の仕事について考えてもらうきっかけになれば幸いです。
このマガジンはカフェを経営することについての全てをお話するものとなっています。全て僕の体験から生まれたものですので嘘偽りはありません。あくまで僕のフィルターを通したものを読者の皆様に追体験してもらう内容となっておりますので役に立つかどうかは分かりませんが、きっと何か意味は感じてもらえるかと思います。
現在は5月にオープン予定の東京のカフェのメイキングが多めとなっていますがどうでもいい話や他では言えないことやカフェの作り方、継続の仕方のようなハウツーのような話もあったりします。
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仕事と人の関係
さて。
ときどき立ち寄らせていただく渋谷の「coffeehousenishiya」の西谷さんは全てが本当に格好いいし、美しいです。いろんなところにストイックな美意識を感じるので大好きで、その点において他の誰にも「代替できない」ものになっているのですね。
仕事と人の間の関係性には2種類あって「人に仕事がついている」場合と「仕事に人がついている」場合です。
先述した西谷さんは「人に仕事がついている」場合で「西谷さんがその仕事をやっていることで価値が爆上がりしている状態」です。
スタッフにはコーヒーを淹れさせないという鎌倉のカフェディモンシュのマスターや、温度管理は全て自分で行い”この仕事は一代で終わり”とお話しされている杉野英実さんも同じで、人に仕事がついている状態です。
一方でコンビニエンスストアの店員さんやファストフードの店員さんなど「誰がやっても同じ」で、その人だからといって価値が上がっているような仕事でないものもあります。
これは仕事に人がついている状態なのでその人たちがいなくなっても「何の問題もない」ということです。
なんだかマイナスなことを言っているようですがそんなことはなくて「半永久的にその仕事のポストが持続可能」だと言い換えることもできます。業務さえ覚えてしまえば中学生だろうが、新人だろうが誰でもできるのですから。
しかしながら前者の場合は「代替不可能」です。人に仕事がついているのでその人がいなくなった瞬間にその仕事はストップ、もしくはその価値が大きく下がってしまいます。
これはどちらがいいという話ではなくて、そういうふうに分類されているよ、という仕分けの話です。
さて、あなたの仕事はどちらでしょうか。
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仕事はコピーできるか
うちの会社で2店舗分のレシピをグッズにして去年から販売をはじめていますがそれがたくさん売れても困らないです。
どれだけ「レシピ」が外に出ようとも僕らの仕事は無くなることがありません。
情報がシェアされようが、クックパッドがどれだけ数字を稼ごうがうちのレシピ本がどれだけ売れようが、僕らの仕事には「一切」影響がありません。
#みんな買ってね
#お願いだから
僕らは飲食店(サービス業)というカテゴリーに分類される仕事ですので、シェア可能な情報だけで成立しるわけではないのです。いろんなことが複合的に絡み合って「価値」になっているわけで、ダイヤモンド以上に希少価値があるとも言えます。世界に一つしかないので。
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お店にも来てくださいね〜〜!!