3店舗目オープンに向けて

目の前に林檎が2つあります。林檎を1つ食べてしまったのですが今度はお母さんがみかんを1つ買ってきました。さて目の前には果物はいくつあるでしょうか？

さてさて。

3店舗目の物件探しも本格的に始まってきました。
とは言っても東京に引っ越してくるタイミングで1つの店舗を閉業したので3店舗目の開業ではあるけど事実上リアル店舗としては2つ目、ということになります。ややこしいね。2-1+1。

出口戦略というものがあります。僕らのような仕事や立場の人間が常に考えていることで
「一体どういう状況になったら撤退するのか」ということを決定しておこう、ということで、僕も例外ではなく独立をした2011年当時から考えていました。単純に売り上げが悪くなったら、というようなことでもいいですしうちの場合は「再現性がなくなったら」撤退をしようと決めています。

閉業した店舗は正にそれでした。仕事を人につけるのではなく、人に仕事をつけていた。再現性がありません。全く同じ人間が必要だったのです。
小さい店舗というのはある程度のマンパワーが必要だと思っていてそれでうまく回っていたんだけど僕が東京へ行きたいとなった瞬間にそれは叶わなくなりました。
パーソナルな人間の存在というのは再現性がないし、そもそも人件費を増やしてまで維持するという設計にはなっていなかった。つまり莫大な利益があった店舗ではなかったのです。僕自身が少人数のスタッフと運営するというシステムだった。
人件費（給与）を経費として扱うなんて！人は財産だ！という人もいますが経費は経費です。帳簿の上では個人の頑張りなんていう科目はない。

運営を続けるには新しいスタッフを雇い、人件費を払いながら菓子やコーヒーの事を徹底的に教えていくしかないのですがその絵が全く見えなかった。
それなら資本はひとまず1カ所へ、ということにした。
もう出口に差し掛かっているなと感じその店舗は1度閉じることにしました。撤退する勇気。
（地方ではありますがブランドとしてはそこそこ頑張っていた方だと自負しているのでまたどこかでやりたいと密かに考えています）

それで今現在に戻りますが、3店舗目の物件を探しているところです。
今月のこれまでのマガジンでも少しづつ進展がありましたが今回はより具体的な話に。
こちらは先日、直接見に行った店舗なんですけど