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電源ノイズは知らぬが仏?

PCはノイズの塊だ。オーディオ機器の近くに置いてはいけない。
よく言われることですが、私はつい最近まで全くその実感のないまま、PCオーディオに取り組んでいました。

電源ノイズを測定できる「Line EMI Meter」1万円くらいで買えます。中国製ですが、実はかなり感度が良いそうです。2年前に計測した結果が、見出し画像です。
36mV。ある方はこの数値を見て衝撃的だと。ありえないくらい優秀な低ノイズとの事です。まぁ、この数値は諸条件を整えたベストの状態なので、PCやモニタを稼働させた状態で年間を平均すると90mVくらいだったかな?

電源ノイズは近隣の環境にも大きく影響されるので、例えばマンション住まいだったり、一軒家でも近くにスーパーやコンビニ、工場等があれば、いくら自宅で自分の出来る範囲で対策を施していても、500や600は平気で超えてきます。都内のビルはカンストして「MAX」なんて表示されることがあります。

電源の綺麗な環境でも、色々調べた感じでは100を切れば相当優秀な部類に入るのかな。私は特に田舎に住んでいるわけではないし、実は大した電源対策はしていないのです。それでこの低ノイズ環境は相当に運が良い。

一通りデータを取り終わってしばらくした後、この測定器を試したいという方に貸し出して、半年くらいして手元に戻ってきたのだけど、すっかり電源ノイズのことは気にならなくなって測定器の存在を忘れていました。1年くらい全く計測しなくなっていたと思います。

最近になって、Youtubeでこんな動画を発見しました。

「そういえば家にもこんな測定器あったなぁ・・・」
「たまには測ってみるか」

・・・・・・

何と結果は「1500」に爆上がりしていましたorz

3分くらい化石になっていましたね。
原因は、PCをsandy世代の古いノートから最新デスクトップに変更したせいでした。グラボは積んでないのですが、750Wの電源を積んだのは厳密にPCオーディオをやるには無茶でした。このPCの詳細については以下ブログを参照。

私はこのノイズだらけのPCで4ヶ月に渡って何の不満もなくトランスポートとして使ってきたということですね。それどころか
「しっかりした電源積んでるから音も馬力があって良い」とか言ってました。
この測定結果を見た時の、内心の動揺については本当に言語化が難しいですね。

ここから数日かけて、再び平静を取り戻していくわけなんですが、それについてはタイトルを変えて後半に分けましょう。

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