人の絵があまりにもうますぎるともう笑うしかない

現在通っている画塾には、心の中で絶望と呼ばせていただいている爆鬼的に絵が上手い同い年の人間がいるのだが、(仮にも仲良くしてくれている人間にそんなデンジャラスな名前をつけるんじゃない、という人は横にその人の絵がある状態で1回でも講評を受けてみればいいんだ。比較され倒した後でこのレベルにならないと合格の可能性が見えてこないという現実に脳を蹴り砕かれてしまえ。)前回はどうやらいつもより筆のノリが良かったらしく、とんでもない事になっていた。
転写に近い工程がメイン作業だったが、レベルが違う。写真を描いていた。または写真が2枚になっていた。画板の上に写真ができていくのである。中世ヨーロッパであれば彼女は貴族のお屋敷にて、傲慢な貴婦人を美しく絵の中に閉じ込めてしまっていたに違いない!

ともかくあんまりにもうますぎて、何故だかわからないが面白くなってしまって笑いを堪えられなくなってしまった。なんだよそれ。ズルじゃん。えぇ〜。こんな方と一緒に受験をするんですか?俺受かんないじゃないですか。いやいやいや、なんなんすかその技術は。何が起きてんのマジで。強えわ、やっぱダメだコイツ、ダメだ、強い。

R指定に負けた呂布カルマのようになりながら頑張って上手でも無く目を引くほど下手でもない、何の味もしない絵を作り上げ、講評ではほぼ全スルーされることになった。何も考えずに18年も生きてきた罰だよ間抜け。せいぜいあの人ぐらい努力するんだな。無理だけど。

今日は雨が降っている。この世が全部水溶性なら良いのに。そしたら溶けて水の惑星の一部になったビルの間をバタフライで泳いでやるよ、ちくしょう。


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