自分らしいマジック
この記事はSUZURI Advent Calendar 2023の3日目の記事です。
2日目の記事はkurotakyさんの記事でした!食事記録に挑戦したい人は是非読んでみましょう!!
今日は12/3です。ワンツスリー、手品の日にちなんでマジックのことをテーマに書いてみようと思います。
SUZURIとは、1枚画像をアップロードするだけで、オリジナルアイテムをつくることができ、1個から販売できるサービスです。
SUZURIに関わる中で、自身もクリエイターとしてどのようにマジックとして向き合っていこうかとこの1年考えていました。
自己紹介
ほりゆうと申します。現在はWEBエンジニアとしてGMOペパボという会社のSUZURI事業部で働いています。
学生の頃にマジックバー(お酒を飲んで、マジックショーを見れるバー)のマジシャンとして勤務していました。
これまでのマジックの実績などはこちらにまとめています。
記事の概要
この記事では、以下の内容について扱います。
自分とマジックのこれまで
1年間考えていたマジックに関する悩み
悩みに対する答え
今後していきたい活動
自分とマジックのこれまで
簡単に、自分とマジックについて振り返ってみます。
大学3年生の頃から4年生までマジックバーに勤務して、そこで修行をしました。それまではマジックの経験がほとんどなく、趣味で動画を見たり、トランプで覚えたりする程度でした。
マジックバーでお客様にショーを見せることが慣れたのちは、営業で企業の忘年会に行ったり、イベント等で1人でステージショーをしたりすることもありました。
1年ほど経ってから、レストランや居酒屋でテーブルを回ってマジックをする活動も始めました。並行して、度胸をつけるために、繁華街で1人テーブルを置いて道ゆく人にマジックを見てもらうこともしました。
そのような活動を経て、現在では、芸能人、YouTuber、インフルエンサーの企画やCM作成の協力などをするようにもなりました。
マジックに関する悩み
これまでにマジックで様々なことができるようになりました。
しかし、ある悩みがずっとありました。
それは、自分らしいマジックとは何かというものです。
前提として、自分にとってマジックとは、人によって演じる内容や演出で多くの違いが出せるものだと考えています。
ただ、説明書通りに道具を使うことは練習すれば誰にでもできますし「そこにあるものをただ消す」「何もないところから何かを出す」といった現象だけであれば、頑張って練習すれば多くの人ができます。
つまり、同じ道具や現象でも、素晴らしいマジシャンが演じれば独自の表現を作ることができますが、自分はまだその領域には達せておらず、自分らしいマジックとは何かを、自信を持って説明できないというのが悩みでした。
そこで、そもそもどういうマジックをしたいのか考えてみることにしました。
自分はどんなマジックをしたいのか
自分がしたいと思ったマジックは次のようなものです。
見る人にとって良い体験になるマジック
その場の目的にあったマジック
詳しく説明します。
見る人にとって良い体験になるマジック
マジックを演じる場合、私は大きく分けて2種類あると思います。1つは、マジックそのものが見たくて依頼される場合です。
そういった場合に常に考えているのが、マジックを見る人にとって「見て良かったな」と思ってもらえるように頑張ることです。
データはありませんが、日本ではマジックをつぎのように捉える傾向にあると思います。
見破りたい!
騙されたくない!
種明かしをして欲しい!
また、目の前でプロのマジックを見たことがある方も少ないと思います。テレビで見たことはあっても、プロと名乗っているマジシャンのマジックを直接見たことは、皆さんもあまりないのではないでしょうか。
そのような状況のため、自分が演じたマジックがその人が人生で最後に生で見たプロのマジックになる可能性もあると本気で考えています。これには大きな責任があります。
ですから、見る人にとって良い体験になるマジックを届けたいと考えています。
その場の目的にあったマジック
マジックを演じる場合が2種類あると言いましたが、もう1つは、何か目的のある会でマジックをする場合です。
例えば、ある企業の創業・設立10周年祭でマジックをすることになったとしましょう。
その会の目的は、マジックを見ることではなく、10周年をお祝いしたり、働いている社員やサービスを提供しているお客様に感謝したりすることだと予想できます。
そういった時に、ただ単にマジックを演じるのではなく、その会社はどのような歴史を辿ってきたのかを調べて節目にちなんだテーマのマジックを行ったり、偉業を成し遂げた方をステージにあげてマジックを行ったりといった考慮をしたいです。
あくまでも自分のマジックはその場の目的を叶えるサポートとして活用したいと考えています。
悩みに対する答え
これらのやりたいことを考えた結果「自分らしいマジック」の答えが少し見えてきました。
それは、何か自分にしかできない不思議なマジックをすることではなく
目の前の人が、どのようにしたら楽しめるかを考えられているマジック
その場の目的を考慮できているマジック
この2つでした。
具体的には、ただマジックで驚いてもらうのではなく、私との言葉のやりとりだったり、実際に道具に触れてもらったりといった一連の流れでマジックを楽しんでもらいたいと思います。
また、イベントの際などには、そのイベントの目的や関わっている人を徹底的に調査して、関わる人全員が見て良かったと思えるようなマジックを作り上げたいです。
一言で言うと自分らしいマジックとは、相手のことと演じる場の目的を考えた上で行えているマジックでした。独りよがりにならないようにしたいと思います。
今後していきたい活動
さて、これらのことを踏まえて今後していきたい活動です。
その場の要望や、テーマに則したショーをする
例えば、自分はマジシャンである一方、WEBエンジニアでもあります。多くのエンジニアの方々のサポートのもと、お仕事ができています。そのエンジニアの方々に「エンジニアをテーマにしたマジックショー」を披露して楽しんでいただきたいです。
また、良く行くレストランや、衣装を購入させていただいたお店、好きな趣味の店…そういった場所とコラボしてショーを作り、普段いらっしゃってるお客様にも楽しんでいただきたいです。売上は全てその場か、関連する団体等に寄付したいと考えています。これまでも、ギャラの代わりにそのお店で使えるクーポンや欲しかった商品をいただいたこともありました。
他のクリエイターさんとコラボした何かをする
これは全く何も思い付いていませんが、他分野のクリエイターさんと何かコラボしてマジックができたら良いなと思っています。
お互いの良さを取り入れ、何か面白いことができたら嬉しいです。
動画を活用したマジックをする
マジックは映像で見ても面白いと思います。著作権などの都合で全てをSNS等にはアップできませんが、アニメや漫画をテーマにして「こんなマジックを作れそうだな」とアイディアを思いつくこともあります。
そういった何か、コンセプトのある自分の作品を動画にしてアップしたりもしてみたいな〜と思います。
もし、アニメや漫画のセリフ、音声・映像等を一部使って動画を作る際に、著作権的に大丈夫になるサービスや方法をご存知の方がいらしたら教えてください。
GMOペパボのマジック部を盛り上げる
所属しているGMOペパボには、なんとマジック部があります。ここでマジックに興味を持ってくれたパートナーの皆様に教えて、ぜひ披露していただきたいです。
自分だけではなく、他の人がマジックを覚えてくれることに喜びを感じます。それで披露までしていただけたら…最高です!
こんな感じです。2024年はWEBエンジニアとしても、マジシャンとしても頑張りたいと思います。
おまけ
マジックができるキーホルダーをSUZURIで売っています。是非見ていってください。
他にもこのデザインを服の裏表にしたらマジックができるんだけど…みたいなアイディアがあるのですが、私では形にできないので、2024年にデザイナーさんを探して相談してみようと思います。。笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?